桜宮サーガ読む順番は?
海堂尊さんの小説「チーム・バチスタの栄光」桜宮サーガ 読む順番まとめ。
桜宮サーガとは、桜宮市を舞台にある作品の登場人物が他の作品にも登場するクロスオーバー展開をしている一連の作品群の総称です。
①チーム・バチスタの栄光
②ナイチンゲールの沈黙
③螺鈿迷宮
④ジェネラル・ルージュの凱旋
⑤ブラックペアン1988
⑥黄金地球儀2013
⑦医学のたまご
⑧ジーン・ワルツ
⑨ひかりの剣
⑩イノセント・ゲリラの祝祭
⑪ジェネラル・ルージュの伝説
⑫極北クレイマー
⑬マドンナ・ヴェルデ
⑭ブレイズメス1990
⑮アリアドネの弾丸
⑯モルフェウスの領域
⑰ナニワ・モンスター
⑱極北ラプソディ2009
⑲玉村警部補の災難
⑳ケルベロスの肖像
㉑スリジエセンター1991
㉒輝天炎上
㉓カレイドスコープの箱庭
㉔アクアマリンの神殿
㉕スカラムーシュ・ムーン
㉖玉村警部補の巡礼
㉗氷獄
㉘コロナ狂騒録
現在28巻まで刊行されています。
最新刊は「コロナ狂騒録」。
単行本が2021年9月3日発売。
「氷獄」の文庫本は2021年7月発売。
桜宮サーガあらすじは?
①チーム・バチスタの栄光
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作にして、人気シリーズの原点! 心臓移植の代替手術“バチスタ”手術専門の天才外科チームで原因不明の連続術中死が発生。不定愁訴外来の田口医師は、病院長に命じられて内部調査を始めた。そこへ厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔がやってきて……。『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したのち「SUGOI JAPAN Award 2015」の国民投票で、過去10年間のエンタメ小説の中からベストテンにも選出された傑作医療ミステリー
②ナイチンゲールの沈黙
小児科病棟を舞台に、緊急入院してきた伝説の歌姫と、心優しき看護師が巻き起こす新感覚ミステリー。小児科病棟に勤務する浜田小夜の担当は、眼の癌=網膜芽腫の子供たち。看護師長・猫田の差配で、不定愁訴外来の田口公平は彼らのメンタルサポートをすることになった。だが同じ頃、患児の父親が殺され、小夜は警察に嫌疑をかけられてしまう。さらに、緊急入院してきた伝説の歌姫に、厚生労働省の変人・白鳥まで加わり、物語は思わぬ展開に――。大人気「バチスタ」シリーズ第2弾!
③螺鈿迷宮
医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の落第医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。終末医療の先端施設として注目を集めるこの病院には、黒い噂が絶えなかったのだ。やがて潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げる! 天馬、そして厚生労働省からの刺客・白鳥らが、秘された桜宮の闇に迫る。傑作医療ミステリ!
④ジェネラル・ルージュの凱旋
正義か悪か――。“ジェネラル(将軍)”の異名を持つ天才救命医・速水登場! 東城大学医学部付属病院に伝説の歌姫が緊急入院した頃、不定愁訴外来の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。高階病院長の特命で疑惑の調査を始めた田口だったが、倫理問題審査委員会の介入や厚生労働省の変人役人の登場で、さらに複雑な事態に巻き込まれていく……。「バチスタ」シリーズ第3弾!
⑤ブラックペアン1988
1988年、世はバブル景気の頂点。「神の手」を持つ佐伯教授が君臨する東城大学外科教室に、帝華大の「ビッグマウス」高階講師が、手術の新兵器「スナイプ」を手みやげに送り込まれてきた。高階と真っ向から対立する「オペ室の悪魔」渡海。研修医の世良は、大学病院の激震に翻弄され……。『チーム・バチスタの栄光」につながる海堂ミステリーの原点。日曜劇場原作。
⑥黄金地球儀2013
八年ぶりに現れた悪友は言った――。「一億円、欲しくないか?」桜宮市で実家の鉄工所に勤める平沼平介のもとに旧友の久光穣治が現れ、バブル期に桜宮水族館に設置された「黄金地球儀」を強奪しようという。ちょうどそのころ、市の管財課は黄金地球儀の警備システムの一部を平沼鉄工所に委託しようとしていたが、そこにはある企みがあった。市役所VS.町工場、痛快コンゲーム!
⑦医学のたまご
中学生のぼくが、東城大の医学生に!?
天才少年(?)のカオルが小さな勇気を胸に、大学病院に巣食う悪に立ち向かう!*イラストレーター・絵本作家、ヨシタケシンスケ描き下ろしの桜宮市地図、章扉イラスト収録*
曾根崎薫、14歳。
桜宮中学に通う、ごくフツーの中学生の彼が、ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、東城大学の医学部で医学の研究をすることに!?
冷や汗と緊張の連続の中、思いもよらぬ大発見をしてしまい、教授も研究室も大騒ぎ。
学級委員の美智子、ガリ勉メガネの三田村、ガキ大将のヘラ沼と「チーム曾根崎」を結成して事態を乗り切ろうとするが、医学研究の矛盾に直面して……。
お調子者のカオルの決意が、あなたの胸に勇気と希望の火を灯す。
賑やかで爽やかな医学ミステリ!
⑧ジーン・ワルツ
帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた――。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。
⑨ひかりの剣
『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの面々が、メスの代わりに竹刀で鎬を削る。
医療ミステリーの旗手が放つ鮮烈な青春小説!1988年、バブル真っ盛りの頃。
いずれ医療の世界で悪戦苦闘する医学生も最初は医学の素人で、普通の大学生のようにサークル活動に部活に励んでいた、そんな時代。
桜宮・東城大剣道部の猛虎・速水晃一と天下の官僚養成大学、東京・帝華大の臥龍・清川吾郎もまだ医学生で、剣道部員だった。医学部剣道部の象徴的大会「東日本医科学生体育大会」(東医体)。
この大会の覇者は将来、外科の世界で大成するという言い伝えがあった。
優勝校に送られる「医鷲旗」をめぐって、速水と清川による伝説の闘いが繰り広げられる。解説・國松孝次(元警察庁長官)
⑩イノセント・ゲリラの祝祭
厚生労働省をブッつぶせ! 田口&白鳥コンビ、行政の中心地・霞ヶ関に乗り込む――。不定愁訴外来の万年講師・田口は、いつものように高階病院長に呼ばれ、厚生労働省主催の会議に出席するよう求められる。依頼主は、厚生労働省の変人役人・白鳥。指名を受けた田口は、嫌々ながら日本の行政の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。しかし、そこで彼が目にしたのは、警察と司法の思惑が飛び交うグズグズの医療行政だった――。大人気「バチスタ」シリーズの第4弾!
⑪ジェネラル・ルージュの伝説
天才救命医・速水の隠された物語――書き下ろしを含む短編三作を収録した外伝! 『ジェネラル・ルージュの凱旋』で屈指の人気を誇る救命救急センター部長、速水の短編三部作! 単行本に収録されたジェネラルの原点「ジェネラル・ルージュの伝説」に、新たに書き下ろした「疾風」と、その後の物語「残照」を収録。
⑫極北クレイマー
財政破綻がささやかれる極北市民病院に赴任することになった今中良夫。極寒の北国、経費も人材も削減された医療現場に未来はあるか!?
⑬マドンナ・ヴェルデ
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵、人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。彼女は母に問う。ママ、私の子どもを産んでくれない――? 日本では許されぬ代理出産に悩む、母・山咲みどり。これは誰の子どもか。私が産むのは、子か、孫か。やがて明らかになる魔女の嘘は、母娘の関係を変化させ……。『ジーン・ワルツ』で語られなかった、もう一つの物語。新世紀のメディカル・エンターテインメント第2弾。
⑭ブレイズメス1990
カネの亡者!? の天才外科医、現る。この世でただ一人しかできない心臓手術のために、モナコには世界中から患者が集まってくる。外科医の名は、天城雪彦。カジノの賭け金を治療費として取り立てる放埒な天城を日本に連れ帰るよう、佐伯教授は世良に極秘ミッションを言い渡す。『ブラックペアン1988』の興奮とスケールを凌ぐ超大作、文庫化。
⑮アリアドネの弾丸
病院の新型MRI装置で発見された死体。仕掛けられた前代未聞のトリックとは!? 東城大学医学部付属病院に導入された新型MRI、コロンブスエッグ。その中で技術者が死因不明の怪死を遂げた。さらに数日後、今度はMRIの中で射殺された元刑事局長の死体が発見される。警察は、現場で拳銃を握って倒れていた高階病院長を犯人と疑うが……。エーアイセンター長に任命されてしまった医師の田口と、厚生労働省の役人・白鳥は、高階の無実を証明すべく奔走する!
⑯モルフェウスの領域
桜宮市に新設された未来医学探究センター。日比野涼子はこの施設で、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当している。少年・佐々木アツシは両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために5年間の“凍眠”を選んだのだ。だが少年が目覚める際に重大な問題が発生することに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する。人間の尊厳と倫理を問う、最先端医療ミステリ!
⑰ナニワ・モンスター
浪速府で発生した新型インフルエンザ「キャメル」。致死率の低いウイルスにもかかわらず、報道は過熱の一途を辿り、政府はナニワの経済封鎖を決定する。壊滅的な打撃を受ける関西圏。その裏には霞が関が仕掛けた巨大な陰謀が蠢いていた――。風雲児・村雨弘毅(ドラゴン)府知事、特捜部のエース・鎌形雅史(カマイタチ)、大法螺吹き(スカラムーシュ)・彦根新吾。怪物達は、この事態にどう動く……。海堂サーガ、新章開幕。
⑱極北ラプソディ2009
『ブラックペアン1988』から20年。世良雅志、院長就任! 財政破綻した街の超難題は、「救急医療」だった。極北市民病院再建のため世良の改革が次々と繰り出されるが、患者数は激減してしまう。そんななか今中は、雪見市の救急救命センターへの出向を命じられ……。
⑲玉村警部補の災難
「バチスタ」シリーズでおなじみ加納警視正&玉村警部補が活躍する珠玉のミステリー短編集! 出張で桜宮市から東京にやってきた田口医師。厚生労働省の技官・白鳥と呑んだ帰り道、二人は身元不明の死体を発見し、白鳥が謎の行動に出る。検視体制の盲点をついた「東京都二十三区内外殺人事件」、DNA鑑定を逆手にとった犯罪「四兆七千億分の一の憂鬱」など四編を収録。
⑳ケルベロスの肖像
東城大学病院に届いた脅迫状。犯人は? 田口は、病院を守ることができるのか? 「バチスタ」シリーズ、怒涛の最終章! 東城大学病院を破壊する――病院に届いた一通の脅迫状。高階病院長は、“愚痴外来”の田口医師に犯人を突き止めるよう依頼する。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からアドバイスを得て、調査を始めた田口。警察、法医学会など様々な組織の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!?
㉑スリジエセンター1991
世界的天才外科医・天城雪彦。手術を受けたいなら全財産の半分を差し出せと言い放ち顰蹙も買うが、その手技は敵対する医師をも魅了する。東城大学医学部で、部下の世良とともにスリジエ・ハートセンターの設立を目指す天城の前に立ちはだかる様々な壁。医療の「革命」を巡る、メディカルエンターテインメントの最高峰!
㉒輝天炎上
桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学の落第医学生・天馬大吉は課題で「日本の死因究明制度」を調べることに。同級生の冷泉と取材を重ねるうち、制度の矛盾に気づき始める。同じ頃、桜宮一族の生き残りが活動を始めていた。東城大への復讐を果たすために――。天馬は東城大の危機を救えるか。シリーズ史上最大の因縁がいま、解き明かされる。メディカル・エンタテインメント、驚愕の到達点!
㉓カレイドスコープの箱庭
誤診か、検体取り違えか――。田口&白鳥コンビ、本当に最後の事件! 閉鎖を免れた東城大学医学部付属病院。相変わらず病院長の手足となって働く“愚痴”外来・田口医師への今回の依頼は、誤診疑惑の調査。検体取り違えか診断ミスか――。国際会議開催の準備に向け米国出張も控えるなか、田口は厚労省の役人・白鳥とともに再び調査に乗り出す。「バチスタ」シリーズ真の最終章!
㉔アクアマリンの神殿
長い“眠り”から目覚め、未来医学探究センターに独りきりで暮らす少年・佐々木アツシ。彼は正体を隠し騒がしい学園生活を送る一方、深夜には秘密の業務を行っていた。それは、センターで眠る“女神”を見守ること。だがやがて過酷な運命が次々とアツシを襲い、ある重大な決断を迫られる。懊悩の末、彼が選んだ“未来”とは――? 先端医療の歪みに挑む少年の成長を瑞々しく描き、生き方に迷うすべての人に勇気を与える、青春ミステリ長編!
㉕スカラムーシュ・ムーン
新型インフルエンザ騒動で激震した浪速の街を、新たな危機が襲う。今度は「ワクチン戦争」が勃発しようとしていた――霞が関の陰謀を察知した異端の医師・彦根新吾は、ワクチン製造に必要な鶏卵を求めて加賀へ飛び、さらに資金調達のために欧州へと旅立つ。果たして、彦根が挑む大勝負は功を奏するのか? 浪速の、そして日本の医療の危機を救えるのか。メディカル・エンタメの最高傑作!
㉖玉村警部補の巡礼
累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズに登場する“加納&玉村”コンビが、お遍路道中で難事件を解決! 休暇を利用して八十八ヵ所を巡拝する四国遍路に出た玉村警部補。しかし、なぜか同行してきた警察庁の加納警視正と、行く先々で出くわす不可解な事件に振り回され……。
㉗氷獄
「私が絞首台に吊されるその時、日本の正義は亡びるのです」
新人弁護士・日高正義が初めて担当する事件は、2年前、手術室での連続殺人として世を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」だった。被疑者の黙秘に苦戦し、死刑に追い込めない検察。弁護をも拒み続ける被疑者に日高は、ある提案を持ち掛けた。被疑者と日高、それぞれの戦いの幕が上がる――。(「氷獄」)
『チーム・バチスタの栄光』のその後を描いた表題作を含む全4篇。
有罪率99.9%を誇る検察司法の歪みに正義のメスを入れる、リーガル×メディカル・エンタテインメント!
㉘コロナ狂騒録
あれから1年。浪速では医療が崩壊し、東京には聖火がやってきた――
ワクチンをめぐる厚生労働省技官・白鳥の奔走。そして、ついに東城大学医学部付属病院で院内クラスターが……。田口医師はこの難局をどう乗り越えるか!?混迷を極める日本の2020—2021を描き尽くす、最新コロナウイルス小説!
『コロナ黙示録』に続く、現代ニッポンの“その後”。
累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、書き下ろし最新作
田口・白鳥シリーズ読む順番は?
映画化されたチーム・バチスタシリーズの原作に当たる田口・白鳥シリーズの読む順番。
①チーム・バチスタの栄光
②ナイチンゲールの沈黙
③ジェネラル・ルージュの凱旋
④イノセント・ゲリラの祝祭
⑤アリアドネの弾丸
⑥ケルベロスの肖像
⑦カレイドスコープの箱庭
⑧コロナ狂騒録
現在8巻まで刊行されています。
この他に、スピンオフ小説「ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊ワールドのすべて」があります。
最新刊は「コロナ狂騒録」。
2021年9月3日発売。
田口・白鳥シリーズあらすじは?
①チーム・バチスタの栄光
第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作にして、人気シリーズの原点! 心臓移植の代替手術“バチスタ”手術専門の天才外科チームで原因不明の連続術中死が発生。不定愁訴外来の田口医師は、病院長に命じられて内部調査を始めた。そこへ厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔がやってきて……。『このミステリーがすごい!』大賞を受賞したのち「SUGOI JAPAN Award 2015」の国民投票で、過去10年間のエンタメ小説の中からベストテンにも選出された傑作医療ミステリー。
②ナイチンゲールの沈黙
小児科病棟を舞台に、緊急入院してきた伝説の歌姫と、心優しき看護師が巻き起こす新感覚ミステリー。小児科病棟に勤務する浜田小夜の担当は、眼の癌=網膜芽腫の子供たち。看護師長・猫田の差配で、不定愁訴外来の田口公平は彼らのメンタルサポートをすることになった。だが同じ頃、患児の父親が殺され、小夜は警察に嫌疑をかけられてしまう。さらに、緊急入院してきた伝説の歌姫に、厚生労働省の変人・白鳥まで加わり、物語は思わぬ展開に――
③ジェネラル・ルージュの凱旋
正義か悪か――。“ジェネラル(将軍)”の異名を持つ天才救命医・速水登場! 東城大学医学部付属病院に伝説の歌姫が緊急入院した頃、不定愁訴外来の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。高階病院長の特命で疑惑の調査を始めた田口だったが、倫理問題審査委員会の介入や厚生労働省の変人役人の登場で、さらに複雑な事態に巻き込まれていく……。「バチスタ」シリーズ第3弾!
④イノセント・ゲリラの祝祭
厚生労働省をブッつぶせ! 田口&白鳥コンビ、行政の中心地・霞ヶ関に乗り込む――。不定愁訴外来の万年講師・田口は、いつものように高階病院長に呼ばれ、厚生労働省主催の会議に出席するよう求められる。依頼主は、厚生労働省の変人役人・白鳥。指名を受けた田口は、嫌々ながら日本の行政の中心地、霞ヶ関に乗り込んだ。しかし、そこで彼が目にしたのは、警察と司法の思惑が飛び交うグズグズの医療行政だった――。大人気「バチスタ」シリーズの第4弾!
⑤アリアドネの弾丸
病院の新型MRI装置で発見された死体。仕掛けられた前代未聞のトリックとは!? 東城大学医学部付属病院に導入された新型MRI、コロンブスエッグ。その中で技術者が死因不明の怪死を遂げた。さらに数日後、今度はMRIの中で射殺された元刑事局長の死体が発見される。警察は、現場で拳銃を握って倒れていた高階病院長を犯人と疑うが……。エーアイセンター長に任命されてしまった医師の田口と、厚生労働省の役人・白鳥は、高階の無実を証明すべく奔走する!
⑥ケルベロスの肖像
東城大学病院に届いた脅迫状。犯人は? 田口は、病院を守ることができるのか? 「バチスタ」シリーズ、怒涛の最終章! 東城大学病院を破壊する――病院に届いた一通の脅迫状。高階病院長は、“愚痴外来”の田口医師に犯人を突き止めるよう依頼する。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からアドバイスを得て、調査を始めた田口。警察、法医学会など様々な組織の思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!?
⑦カレイドスコープの箱庭
誤診か、検体取り違えか――。田口&白鳥コンビ、本当に最後の事件! 閉鎖を免れた東城大学医学部付属病院。相変わらず病院長の手足となって働く“愚痴”外来・田口医師への今回の依頼は、誤診疑惑の調査。検体取り違えか診断ミスか――。国際会議開催の準備に向け米国出張も控えるなか、田口は厚労省の役人・白鳥とともに再び調査に乗り出す。「バチスタ」シリーズ真の最終章!
⑧コロナ狂騒録
あれから1年。浪速では医療が崩壊し、東京には聖火がやってきた――
ワクチンをめぐる厚生労働省技官・白鳥の奔走。そして、ついに東城大学医学部付属病院で院内クラスターが……。田口医師はこの難局をどう乗り越えるか!?混迷を極める日本の2020—2021を描き尽くす、最新コロナウイルス小説!
『コロナ黙示録』に続く、現代ニッポンの“その後”。
累計1000万部突破『チーム・バチスタの栄光』シリーズ、書き下ろし最新作