金椛国春秋シリーズ読む順番は?
篠原悠希さんの小説「後宮に星は宿る 金椛国春秋」シリーズ読む順番まとめ。
①後宮に星は宿る 金椛国春秋
②後宮に月は満ちる 金椛国春秋
③後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋
④幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋
⑤青春は探花を志す 金椛国春秋
⑥湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋
⑦妖星は闇に瞬く 金椛国春秋
⑧鳳は北天に舞う 金椛国春秋
⑨臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋
⑩比翼は万里を翔る 金椛国春秋
金椛国春秋シリーズは10巻で完結。
「比翼は万里を翔る 金椛国春秋」は2021年2月に発売。
金椛国春秋シリーズあらすじは?
①後宮に星は宿る 金椛国春秋
大陸の強国、金椛(ジンファ)帝国。貴族である星家の公子、遊圭は、ひとり闇夜を逃げ惑っていた。皇帝が崩御し、叔母が皇后に選ばれ……。「天皇に外戚なし」の法のもとに、星家は一族すべて殉死を命じられたのだ。一家の療母(薬師)、胡娘(コジョウ)の助けにより、一人逃げ延びた遊圭は、町娘の明々に出会う。明々はかつて遊圭に救ってもらったことを恩に感じており、遊圭を匿ってくれた。その矢先、明々の後宮への出仕が決まる。再びの絶望的状況に、明々はからりと言う。「あんたも、一緒に来るといいのよ」――かくして、小柄で女子にも見える体躯を生かし、少年・遊圭は後宮へ出仕することに。しかし美貌の宦官・玄月に正体を疑われ……。つぎつぎと襲いかかる試練に、対抗できるのは己の知恵と仲間だけ。理不尽すぎる世の中で、少年は生き抜くことができるのか。傑作中華風ファンタジー!
②後宮に月は満ちる 金椛国春秋
大陸の強国、金椛国。
皇帝の代替わりに際し、一族郎党殉死という悲劇となった名門・星家の御曹司、遊圭は、
町娘の明々の救いにより、女と偽り後宮で女官として務めることに。
家事働きは全くできず、「使えない」という烙印を押された遊圭だったが、叩き込まれた教養と、生来の虚弱体質のため身についた薬膳の知識によって、
次第に後宮で必要とされる存在に。
美貌の宦官・玄月に正体を疑われつつも、「使える」存在になったことで命拾いした遊圭。
今度は皇太后の娘で引きこもりのぽっちゃり姫・麗華の心身の健康のため、公主の部屋付きを命じられることに。
そして後宮に渦巻く女達の野心と怨念が生む陰謀に巻き込まれて……。
大人の男になるまでに、遊圭は果たして後宮を出られるか?
知識と機転で切り抜けろ! 中華後宮ファンタジー第2弾!
③後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋
皇太后の陰謀を食い止めた功績を買われ、女装で後宮潜入中の少年・遊圭は、皇帝のお妃候補に選ばれることに。それは無理!と焦る遊圭だが、滞在中の養生院で、原因不明の火事に巻き込まれ……。
④幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋
星遊圭は、先帝崩御の際、「外戚族滅法」によって殉死させられた名門一族の生き残り。
女装で後宮を生き延びた彼は、知恵と機転で法を廃止させ、
晴れて男子として生きることに。
……のはずが、政略結婚のため遠国へ輿入れする公主・麗華の近侍女官として、
ともに旅立つこととなる。
しかし異国の宮廷に潜入した彼の真の任務は、
金椛帝室を救うため、失われた日蝕の周期表「天官書」を探すことで……!?
傑作中華ファンタジー、新章!
⑤青春は探花を志す 金椛国春秋
現皇帝の甥として、平穏な日常を取り戻した遊圭。しかしほのかに想いを寄せる明々が、国士太学に通う御曹司に嫌がらせを受けていると知り、彼と同等の立場になるため、難関試験の突破を目指すが…。
⑥湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋
罪を犯した友人を救おうとした咎で、辺境の地に飛ばされた遊圭。先輩役人たちの嫌がらせにも負けず頑張るけれど、帰還した兵士から、公女の麗華が死の砂漠にある伝説の村に逃げ延びたらしいと聞き……。
⑦妖星は闇に瞬く 金椛国春秋
死の砂漠から金椛帝都への帰路で、
仲間の裏切りにあい、新興の戴雲国に囚われてしまった星遊圭(せい ゆうけい)。
命の危機を脱し、王都へ戻る方法を探すが、言葉も通じず四苦八苦。
しかし少年王の教育係となり、母妃の奇病を治したことで道が開ける。
ところが金椛国と敵対する大国・朔露の使者が、
戴雲国に味方につけと迫ってきて事態は一変。
一方、辺境の地で役人を務める宦官の玄月にも不穏な気配が……。
傑作中華ファンタジー、劇的展開!
⑧鳳は北天に舞う 金椛国春秋
隣国の脅威が迫る中、王都へ帰還した遊圭。婚約者の明々との再会も果たし、いよいよ祝言か……と思いきや、王宮で発生したとんでもない事態にまきこまれ……。
⑨臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋
敵地に乗り込んでの人質奪還作戦が成功したのも束の間、負傷した玄月は敵方に残り消息を絶ってしまう。彼を探し出すため、遊圭は敵陣に潜入することに。そんな中、あの人物がついにある決断を……!?
⑩比翼は万里を翔る 金椛国春秋
遊圭の陰ながらの活躍もあり、金椛軍は朔露の大軍を押し返し、戦況は小康状態を保っていた。
自ら敵国に残った玄月の安否を気がかりに思いつつも、遊圭は延び延びになっていた明々との祝言の準備に駆け回る。
だが断れない筋からの縁談が遊圭に舞い込んで……。
そんな中、皇帝陽元の親征に金椛軍の士気は昂揚し、朔露との最後の戦いが始まる!
それぞれが選んだ道の先に待つものとは。
傑作中華ファンタジー、圧巻の完結巻!!