知野みさき「上絵師 律の似面絵帖」シリーズ読む順番【秘す歌留多】

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上絵師 律の似面絵帖シリーズ読む順番は?

知野みさきさんの小説『落ちぬ椿  上絵師 律の似面絵帖 』シリーズ読む順番まとめ。

上絵師 律の似面絵帖シリーズ読む順番
①落ちぬ椿
②舞う百日紅
③雪華燃ゆ
④巡る桜
⑤つなぐ鞠
⑥駆ける百合
⑦しのぶ彼岸花
⑧告ぐ雷鳥
⑨結ぶ菊
⑩照らす鬼灯
⑪秘す歌留多

最新刊は『秘す歌留多 上絵師 律の似面絵帖』。

2025年5月13日発売。

上絵師 律の似面絵帖シリーズあらすじは?

①落ちぬ椿

辻斬りで母を亡くし、上絵師の父も失意のうちに死んだ。律は、幼い弟のためにも、父の跡を継ぎ、布に家紋や絵を描く上絵師としての独り立ちを目指していた。そんな折、馴染みの同心が持ち込んだ似面絵に「私が描く方がまし」と口走り……。副業として請け始めた似面絵が、様々な事件を解決へと導いてゆく! 恋に仕事に一途な女職人の活躍を描く新シリーズ。

②舞う百日紅

父の跡を継ぎ、上絵師として身を立てたい律だが、ままならず落ち込むことも多い。幼馴染みの涼太への想いも、深く胸に秘めるばかりだ。しかし副業の似面絵の評判は上々で、引きも切らず注文が舞い込んでいた。そんな折、母を殺めた辻斬りの似面絵そっくりな男に出会うのだが――。仕事に恋にひたむきに生きる女職人の姿を鮮やかに描く、待望のシリーズ第二弾。

③雪華燃ゆ

上絵師として、初めて着物を手がけることになった律。粋人として名を馳せる雪永が親しい女に贈るものだ。張り切って下描きを仕上げる律だが、なかなか良い返事がもらえない。そんな中、ある女から金を騙し取ったという男の似面絵を引き受けるのだが――。涼太との恋、仕事への矜恃。心を揺らしながらもひたむきに生きる女職人の姿を描く、人気シリーズ第三弾。

④巡る桜

池見屋から巾着絵の仕事を減らされ、律は焦りを覚えていた。そんな折、葉茶屋・青陽堂では、商品に古茶が混じったことで、得意客が離れる騒ぎが起こる。商売敵による差し金ではと若旦那の涼太は悔しさを滲ませるのだが……。職人としての誇りをかけた仕事に打ち込みながら、ゆくえ定まらぬ恋に心揺らす律。得意の似面絵が事件解決にも一役買う、人気シリーズ第四弾。

⑤つなぐ鞠

鞠の意匠をあしらった「鞠巾着」が人気となり、安定した仕事をもらえるようになった律。涼太との祝言の日取りも決まり、幸せをかみしめながら、職人の仕事も一生続けていこうと決意するのだった。そんな折、拐かし一味の女の似面絵を頼まれた律は、仕上げた絵に何か引っかかるものを感じて――。恋に仕事に一途に生きる女職人の姿を描く、人気シリーズ第五弾。

⑥駆ける百合

涼太と祝言を挙げ、青陽堂の嫁としての新たな生活を迎えた律は、息抜きに出かけた先で、同じく嫁いだばかりの女たちと知り合う。悩みを打ち明け合える知己を得て心強く思う律だった。一方、池見屋で、律は義母の佐和もよく知る由里という女性に出会う。彼女は何やら心に憂いを抱えている様子なのだが――。一途に生きる女職人の人生を描く人気シリーズ第六弾。

⑦しのぶ彼岸花

葉茶屋・青陽堂の嫁として初めての新年を迎えた律。若おかみの務めと上絵師の仕事――その両立に励む折り、懐妊の兆しに気づく。喜びと不安に揺れる律に、女形の役者から着物の仕事が舞い込んだ。殺された倅の弔いに彼岸花を描いて欲しいというのだが……。義妹・香の出産、新たな似面絵にからむ事件など、悲喜こもごもの日々が描かれる人気シリーズ第七弾!

⑧告ぐ雷鳥

授かった赤子を喪って半月。周囲の労りもあり、律は気落ちしながらも上絵の仕事に励んでいた。そんなとき舞い込んだ着物の依頼は、「らいの鳥」を描いてほしいというもの。珍しい意匠に悩む律の周辺に、かつてその似面を描いた大泥棒・晃矢の影が見え隠れして――。若おかみとして、職人として、成長していく律の生きざまを濃やかに描く人気シリーズ第八弾!

⑨結ぶ菊

律に着物を注文してくれた裕福な後家の千代は、女の身ながら女郎を身請けするという。千代とともに吉原へと足を運んだ律は、女郎の足抜き騒ぎに巻き込まれてしまう。一方、料亭・尾上の娘で小町と評判の綾乃に上方の男との縁談が持ち上がり、粋人の雪永と長年の想い人、千恵との間もついに――。律の周りで様々な恋模様が動きだす、人気シリーズ第九弾!

⑩照らす鬼灯

喜びも悲しみも、憎しみも慈しみも
一筆一筆に思いを込めて――
律の人生は紡がれてゆく
手掛けた着物の評判がよく、律に名指しで着物の仕事が入る。しかしそれは、死装束に「地獄絵」を描いて欲しいという注文で、律の気は乗らない。そんな折、親類の弔問で訪れた王子で知り合った上方言葉の男・余助が、突然、律の仕事場になってきて――。
似面絵の腕前も冴え、妻として絵師として充実した日々を送る律が人生の新たな局面を迎える。好評シリーズ第十弾!

⑪秘す歌留多

律の悪阻はだいぶ落ち着いたが、今までのように仕事ができないことも多い。周りの助けもうけつつ、焦らず目の前のことに取り組もうとしている。そんな折り、師匠の今井から指南所の歌留多を一新したいと依頼された。伊三郎が昔描いた一式が古くなり、「い」の取札は失くなってしまっているという。子どもたちに歌留多を新しくすることを告げた翌日、今井を訪ねてきた一人の男児が――。人気シリーズ第十一弾!