中山七里「刑事犬養隼人」シリーズ読む順番【ドクター・デスの再臨 】

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刑事犬養隼人シリーズ読む順番は?

中山七里さんの小説『切り裂きジャックの告白』刑事犬養隼人シリーズ読む順番まとめ。

刑事犬養隼人シリーズ読む順番
①切り裂きジャックの告白
②七色の毒
③ハーメルンの誘拐魔
④ドクター・デスの遺産
⑤カインの傲慢
⑥ラスプーチンの庭
⑦ドクター・デスの再臨

最新刊は『ドクター・デスの再臨 』。

単行本が2023年5月31日発売。

刑事犬養隼人シリーズあらすじは?

①切り裂きジャックの告白

東京都内の公園で臓器をすべてくり抜かれた若い女性の死体が発見された。やがてテレビ局に“ジャック”と名乗る犯人から声明文が送りつけられる。その直後、今度は川越で会社帰りのOLが同じ手口で殺害された。被害者2人に接点は見当たらない。怨恨か、無差別殺人か。捜査一課のエース犬養刑事が捜査を進めると、被害者の共通点としてある人物の名前が浮上した――。ジャックと警察の息もつかせぬ熾烈な攻防がはじまる!

②七色の毒

中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」)
人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編!

③ハーメルンの誘拐魔

少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。身代金は合計70億円。捜査を進めるうちに、子宮頸がんワクチンにまつわる医療界の闇が次第に明らかになっていき――。孤高の刑事が完全犯罪に挑む!

④ドクター・デスの遺産

死ぬ権利を与えてくれ――。安らかな死をもたらす白衣の訪問者は、聖人か、悪魔か。警視庁VS闇の医師、極限の頭脳戦が幕を開ける。安楽死の闇と向き合った警察医療ミステリ!

⑤カインの傲慢

雑木林に埋められた少年の遺体からは、臓器が奪われていた。司法解剖と調査により、遺体は中国の貧困層の子供だと分かり――。孤高の刑事・犬養と相棒の高千穂明日香が、中国で急増する臓器売買の闇にメスを入れる!

⑥ラスプーチンの庭

中学生の娘・沙耶香を病院に見舞った警視庁捜査一課の犬養隼人は、沙耶香の友人の庄野祐樹という少年を知る。長い闘病生活を送っていた祐樹だったが、突如自宅療養に切り替え、退院することに。1カ月後、祐樹は急死。犬養は告別式に参列するが、そこで奇妙な痣があることに気が付く。同時期に同じ痣を持った女性の自殺遺体が見つかり、本格的に捜査が始まる。やがて〈ナチュラリー〉という民間医療団体に行き当たるが――。主宰の謎の男の正体と、団体設立に隠された真の狙い。民間療法の闇を描き、予想外の結末が待つシリーズ待望の著作!

⑦ドクター・デスの再臨

安楽死が救済か、それとも殺人か。中山七里が贈る警察医療ミステリ!

『帰ったら母親が死んでいました。ネットを通して、誰かに安楽死を依頼したみたいなんです』少女からの通報で警察に衝撃が走った。SNSを通じて安楽死を希望する者に処置を施すのは、警視庁捜査一課の犬養隼人が女性刑事・高千穂とともに過去に追い詰めた連続殺人犯〈ドクター・デス〉の手口だったからである。拘置所にいる〈ドクター・デス〉に共犯がいたのか、それとも〈ドクター・デス〉に同調した模倣犯が現れたのか。犬養最大の敵が再び現れる。どんでん返しの帝王が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ!

刑事犬養隼人シリーズ映画化

「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」というタイトルで2020年11月に公開。

主演は綾野剛さん、北川景子さん。

タイトル通り、刑事犬養隼人シリーズ4作目となるドクター・デスの遺産が原作です。

刑事犬養隼人シリーズ読書感想

①切り裂きジャックの告白

切り裂きジャックを追う犬養刑事と相棒の古手川。

古手川はベテランの犬養と違ってまだ一般人に近い感覚が残っているのかストレートに物を言います。彼の屈託のない言葉が凄惨な事件の中で緩衝材のように働きます。

臓器をくり抜かれるという重たい話ですが、犯人の動機は蓋を開けてみれば思っていたより軽かったという印象です。

犯人の精神的な世界の狭さが一番のホラー要素なのかもしれません。

④ドクター・デスの遺産

今回は安楽死がテーマ。

生きる権利はあっても死ぬ権利はないのかといった点は考えさせられるものがありました。

犯人がドクターデスになる経緯も説得力がありました。犯人の安楽死に対する理論はごもっともなのですが、一連の犯行は崇高なものではなく、過去のトラウマを乗り越えられないことへの心理的なすり替えではないのかなとも思ってしまいました。

残念なのは犬養刑事とドクターデスが対峙してからの展開が強引過ぎるところでしょうか。

重たく煮え切らない話ですが、最後には犬養刑事の娘のセリフで少しだけ救われた気持ちになったこともあって読後感は悪くありませんでした。

沙耶香ちゃんが少しずつ逞しくなっていく過程も犬養刑事シリーズの見どころなのかもしれません。