長岡弘樹「教場」原作小説シリーズ読む順番【2021年ドラマ化】

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教場シリーズの読む順番は?

長岡弘樹さんの小説「教場」シリーズ読む順番まとめ。

教場シリーズ読む順番
①教場
②教場2
③教場0 刑事指導官・風間公親
④風間教場
刊行順に読む順番をまとめました。

スピンオフ作品を含めると現在4巻まで刊行されています。

教場シリーズの最新刊は「風間教場」。

「教場0 刑事指導官・風間公親」は風間が刑事指導官として仕事をしていた時代、いわゆる風間道場の話。教場の過去編に当たります。

時系列順に読んでも面白いとは思いますが、風間の人物像を踏まえた上で教場0を読んだ方がより深く楽しめると思います。

教場、教場2を読んでから教場0、風間教場の順番がおすすめです

あらすじと共にシリーズを振り返ってみましょう。

教場シリーズのあらすじは?

①教場

君には、警察学校をやめてもらう。
この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。
警察学校初任科第九十八期短期過程の生徒たちは、「落ち度があれば退校」という極限状態の中、異色の教官・風間公親に導かれ、覚醒してゆく。
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩、それが警察学校だ。

②教場2

第一話 創傷(そうしょう)
初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウイーク明けに最初の洗礼を受ける。
第二話 心眼
風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。
第三話 罰則
津木田卓は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった。教官の貞方は屈強な体格のスパルタ教師で、特に潜水の練習はきつい。本気で殺されると思ってしまうほどだ。
第四話 敬慕
菱沼羽津希は、自分のことを初任科第百期短期課程のなかでも特別な存在だと思っている。広告塔として白羽の矢が立つのは、容姿に秀でている自分なのだ。
第五話 机上
仁志川鴻は、将来の配属先として刑事課強行犯係を強く希望している。元刑事だという教官の風間には、殺人捜査の模擬実習を提案しているところだ。
第六話 奉職
警察学校時代の成績は、昇進や昇級、人事異動等ことあるごとに参照される。美浦亮真は、同期で親友の桐沢篤が総代候補と目されるなか、大きな試練に直面していた。

③教場0 刑事指導官・風間公親

T県警では、各署に所属するキャリア三か月の刑事の中から一名が選ばれ、定期的に本部に送られる。「風間道場」と呼ばれる刑事育成システムだ。待ちうけるのは指導官・風間公親によるマンツーマン指導。殺人事件の現場を風間とともに捜査しながら、三か月間みっちり指導を受ける。卒業生はエース級の刑事として活躍しているが、見込みがなければ交番勤務に戻されると噂される。後のない新米刑事たちは、背水の陣で事件に臨む!

④風間教場

必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための篩。それが、警察学校だ。警察学校第百二期短期課程の教官を務める風間公親は、警官の資質なしと見なした生徒には、容赦なく退校を命じる鬼として知られていた。その風間に校長の久光が命じたのは、「退校者ゼロ」の模範教場を作ることだった。妊娠する女生徒も現れるなか、風間はミッションをクリアできるのか!?

ドラマ「教場2」2021年に放送

フジテレビ開局60周年特別企画で「教場」は2020年1月にドラマ化されました。

主演が木村拓哉さんということで話題になりましたね。

ドラマは続編が既に決定しています。

「教場2」として2021年新春 二夜連続で放送。

主演は木村拓哉さんが続投です。

ドラマ版教場2では原作小説にはない展開が用意されていました。

一番の違いといえば工藤阿須加さんが演じる宮坂の殉職。

原作小説でも、交通整理をしていた警官が殉職するというエピソードは「風間教場」に出てきます。そのプロットをドラマに持ってきた感じですね。

ただ、小説では殉職するのは宮坂ではないし、風間の直接的な教え子という分けでもありません。

ちなみに「風間教場」で宮坂は世話係として再登場して元気に活躍しています。

教場シリーズの読書感想

教場シリーズの主人公、風間公親は教官。

警官候補生たちの警官としての適性を見抜く役割です。

教場は適性のない人間を排除する面もあり、普通の学校とは違う独特の緊張感があります。

①教場

第5話異物で展開されるスズメハチ恐怖症の由来求久の話が面白かったです。

ここはな、たしかに篩(ふるい)だ。だがその逆でもある。残すべき人材だと教官が判断すれば、マンツーマンで指導しても残してやる。そういう場所だ

スズメバチを前にたじろぐ由良に、足にギブスを嵌めた風間教官が人を傷つけた経験のある者ほど良く人を守れるとと諭すところは名シーン。

力技で克服させるようというのは見せかけで、きっちり理屈でサポートしている辺りも好感触でした。

②教場2

最後を締める美浦のエピソードが一番印象に残りました。

美浦と風間教官のボクシングと護身術の特別講習の描写は熱が籠っていて、最後まで読んだうえでもう一度読みたくなるシーンでした。

退校宣告を出しても最後の最後まで生徒をちゃんと見ているところが風間流で目が離せませんでした。

風間教官の奉職の理由も含めて爽やかな読後感を残す内容でした。

③教場0 刑事指導官・風間公親

風間道場時代の過去編。

やはり最後の話が衝撃的で何度も読み直してしまいます。ついに、風間の右目が義眼である理由が明かされます。

刑事や警官をやっていればこういう事に遭う可能性はあるのでしょうが・・・クールすぎる風間の対応とは裏腹に読んでいるこっちが苦い思いをする。

過去編という時点で覚悟はしていましたが、想像以上に痛々しい描写で驚きました。

④風間教場

退校者を出してはならないという新校長の光久からのお達しはあるものの風間流は相変わらずといったところ。

教場では生徒だった宮坂が世話係。教場0で刑事として登場した平優羽子が助教に。

二人が加わったこともあって風間を含めて教師側の描写が多めになっています。

教場0を読んでいると平助教が教場に赴任してきた理由というのは何となく察せられます。直接的な描写は見当たりませんでしたが、例の事件は解決したからここに来たと個人的には解釈しました。

前作までの厳しさや緊張感みたいなものが弱まって、人間に対する共感に重きを置くような描写が多い印象です。これは平助教の影響かもしれません。

また、新人警官たちの若々しさとは別に、老いを感じさせる描写もあります。

あくまで青春小説的なモノを求める人には退屈かもしれませんが・・・個人的にはシリーズとしての深みが増したように感じられて興味深く読むことができました。

普通に考えれば「教場3」のところを敢えて「風間教場」としたところを考えるとここで完結とも思えます。特に物語のラストを踏まえるとそういう見方もあるのではないでしょうか。

ただ、本当にそうなら宣伝の仕方も変わるだろうし、帯に書いて大々的に売り出ししてるハズ。

そういうこともあって、続きがあるんじゃないかと予想しています。

 

2021年に木村拓哉さん主演のマスカレード・ナイトが映画化されます。

教場シリーズを読み終わった方には、東野圭吾さんのマスカレードシリーズがお薦めです。

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