東野圭吾「マスカレード・ホテル」シリーズ読む順番【マスカレード・ゲーム】

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マスカレードシリーズ読む順番は?

東野圭吾さんの小説「マスカレード・ホテル」マスカレードシリーズ読む順番まとめ。

2021年9月17日に原作小説では3作目となる「マスカレード・ナイト」の映画が劇場公開されました。

マスカレードシリーズ読む順番
①マスカレード・ホテル
②マスカレード・イブ
③マスカレード・ナイト
④マスカレード・ゲーム

現在4巻まで刊行されています。

最新刊は「マスカレード・ゲーム」。

単行本が2022年4月20日発売。

文庫本最新刊は「マスカレード・ナイト」。

2020年9月18日発売。

マスカレードシリーズあらすじは?

①マスカレード・ホテル

都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!? 大人気シリーズ第1弾のミリオンセラー。

②マスカレード・イブ

ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。二人が出会う前の、それぞれの物語。「マスカレード」シリーズ第2弾のミリオンセラー。

③マスカレード・ナイト

敵も化けている。決して騙されるな。
若い女性の他殺体が発見。警視庁に届く一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウントダウン・パーティに現れる!?

練馬のマンションの一室で若い女性の他殺体が発見された。ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティに犯人が現れるという密告状が警視庁に届く。新田浩介は潜入捜査のため、再びフロントに立つ。コンシェルジュに抜擢された山岸尚美はお客様への対応に追われていた。華麗なる仮面舞踏会が迫るなか、顔も分からない犯人を捕まえることができるのか!? ホテル最大の危機に名コンビが挑む。

④マスカレード・ゲーム

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。
累計480万部突破シリーズ、総決算!

マスカレードシリーズ映画化

マスカレード・ホテルシリーズは2作映画化されています。

2019年8月にマスカレード・ホテルが劇場公開。

主演は木村拓哉さん、長澤まさみさん。

2021年9月にマスカレード・ナイトが劇場公開。

主演陣は変わらず続投しています。

マスカレードシリーズ読書感想

②マスカレード・イブ

マスカレード・ホテルの前日譚に当たる物語。

新田が主人公の「ルーキー登場」、山岸が主人公の「仮面と覆面」ではそれぞれがほろ苦いデビューを味わうところが共通していて面白かったです。

表題のマスカレード・イブでは、二人は直接出会うことはないものの山岸のホテルマンとしての勘が事件解決に大いに絡んでいて読み応えがありました。

③マスカレード・ナイト

設定がマスカレード・ホテルとほぼ同じなので物語に入りやすかったです。

映画版のマスカレード・ホテルも見たので、映像としてイメージしやすくなっていることも良い方向に働いたかなと思います。

山岸尚美がコンシェルジュになって、フロントは氏原という厳格なホテルマンに。

新田とはやや相性が悪く、前回の経験があるとはいえ潜入捜査は難航します。

コンシェルジュの仕事は、言わばホテルの「何でも屋」。

お客さまからの無理難題を知恵を振り絞って切り抜けていく山岸の姿は見どころでした。

マスカレード・ホテルと同様、犯人の目星をつけるのが難しいので勢いで読み切ることができました。

私が犯人だと目星を付けていた人物は全くの白だったので、終盤は驚きの連続で楽しかったです。

本編とは関係なく犯人の自白で明らかになることが多いところが残念にも思えました。

ただ、別働隊として能勢の存在があったとしても、ホテル内での潜入捜査という縛りの中で事件の全貌が簡単に明らかになる方が不自然なのかもしれないと思い直しました。

新田と山岸をもう一度見たいというファンの期待に応えてくれた作品。

犯人捜しは今回もスリリングで面白かったです。

映画化を楽しみにしたいと思います。