料理人季蔵捕物控シリーズ読む順番は?
和田はつ子さんの小説「雛の鮨」料理人季蔵捕物控シリーズ読む順番まとめ。
①雛の鮨 料理人季蔵捕物控
②悲桜餅 料理人季蔵捕物控
③あおば鰹 料理人季蔵捕物控
④お宝食積 料理人季蔵捕物控
⑤旅うなぎ 料理人季蔵捕物控
⑥時そば 料理人季蔵捕物控
⑦おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控
⑧へっつい飯 料理人季蔵捕物控
⑨菊花酒 料理人季蔵捕物控
⑩思い出鍋 料理人季蔵捕物控
⑪ひとり膳 料理人季蔵捕物控
⑫涼み菓子 料理人季蔵捕物控
⑬祝い飯 料理人季蔵捕物控
⑭大江戸料理競べ 料理人季蔵捕物控
⑮春恋魚 料理人季蔵捕物控
⑯夏まぐろ 料理人季蔵捕物控
⑰秋はまぐり 料理人季蔵捕物控
⑱冬うどん 料理人季蔵捕物控
⑲料理侍 料理人季蔵捕物控
⑳おやこ豆 料理人季蔵捕物控
㉑蓮美人 料理人季蔵捕物控
㉒ゆず女房 料理人季蔵捕物控
㉓花見弁当 料理人季蔵捕物控
㉔瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控
㉕かぼちゃ小町 料理人季蔵捕物控
㉖恋しるこ 料理人季蔵捕物控
㉗あんず花菓子 料理人季蔵捕物控
㉘夏おにぎり 料理人季蔵捕物控
㉙えんがわ尽くし 料理人季蔵捕物控
㉚桜おこわ 料理人季蔵捕物控
㉛江戸あわび 料理人季蔵捕物控
㉜阿蘭陀おせち 料理人季蔵捕物控
㉝うに勝負 料理人季蔵捕物控
㉞南蛮菓子 料理人季蔵捕物控
㉟牡丹ずし 料理人季蔵捕物控
㊱鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控
㊲天狗そば 料理人季蔵捕物控
㊳珍味脅し 料理人季蔵捕物控
㊴伊勢海老恋し 料理人季蔵捕物控
㊵天下一の粥 料理人季蔵捕物控
㊶焼き天ぷら 料理人季蔵捕物控
現在41巻まで刊行されています。
最新刊は「焼き天ぷら 料理人季蔵捕物控」。
2021年6月発売。
料理人季蔵捕物控シリーズあらすじは?
①雛の鮨 料理人季蔵捕物控
日本橋にある料理屋「塩梅屋」の使用人・季蔵が、手に持つ刀を包丁に替えてから五年が過ぎた。料理人としての腕も上がってきたそんなある日、主人の長次郎が大川端に浮かんだ。奉行所は自殺ですまそうとするが、それに納得しない季蔵と長次郎の娘・おき玖は、下手人を上げる決意をするが……(「雛の鮨」)。主人の秘密が明らかにされる表題作他、江戸の四季を舞台に季蔵がさまざまな事件に立ち向かう全四篇。粋でいなせな捕物帖シリーズ、遂に登場!
②悲桜餅 料理人季蔵捕物控
義理と人情が息づく日本橋・塩梅屋の二代目季蔵は、元武士だが、いまや料理の腕も上達し、季節ごとに、常連客たちの舌を楽しませている。が、そんな季蔵には大きな悩みがあった。命の恩人である先代の裏稼業“隠れ者”の仕事を正式に継ぐべきかどうか、だ。だがそんな折、季蔵の元許嫁・瑠璃が養生先で命を狙われる……。料理人季蔵が、様々な事件に立ち向かう、書き下ろしシリーズ第二弾、ますます絶好調。
③あおば鰹 料理人季蔵捕物控
初鰹で賑わっている日本橋・塩梅屋に、頭巾を被った上品な老爺がやってきた。先代に“医者殺し”(鰹のあら炊き)を食べさせてもらったと言う。常連さんとも顔馴染みになったある日、老爺が首を絞められて殺された。犯人は捕まったが、どうやら裏で糸をひいている者がいるらしい。季蔵は、先代から継いだ裏稼業“隠れ者”として務めを果たそうとするが……。(「あおば鰹」)義理と人情の捕物帖シリーズ第三弾、ますます絶好調。
④お宝食積 料理人季蔵捕物控
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”では、季蔵とおき玖が、お正月の飾り物である食積の準備に余念がなかった。食積は、あられの他、海の幸山の幸に、柏や裏白の葉を添えるのだ。そんなある日、季蔵を兄と慕う豪介から「近所に住む船宿の主人を殺した犯人を捕まえたい」と相談される。一方、塩梅屋の食積に添えた裏白の葉の間に、ご禁制の貝玉(真珠)が見つかった。一体誰が何の目的で、隠したのか!? 義理と人情の人気捕物帖シリーズ、第四弾。
⑤旅うなぎ 料理人季蔵捕物控
日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが、次の日、怖い顔をして再びやってきた。浪人の態度に、季蔵の態度に不審なものを感じるが……(第一話「想い筍」)。他に「早水無月」「鯛供養」「旅うなぎ」全四話を収録。美味しい料理に義理と人情が息づく大人気捕物帖シリーズ、待望の第五弾。
⑥時そば 料理人季蔵捕物控
日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で料理を作ってほしいという。季蔵は、快く引き受けた。その数日後、日本橋町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが季蔵を尋ねてやって来た。近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという……(第一話「目黒のさんま」)。他に、「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」の全四話を収録。美味しい料理と噺に、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ、第六弾。ますます快調。
⑦おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控
本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、先代が書き残した春の献立「春卵」を試行錯誤しているさ中、香の店粋香堂から、梅見の出張料理の依頼が来た。常連客の噂によると粋香堂では、若旦那の放蕩に、ほとほと手を焼いているという……(「春卵」より)。「春卵」「鰯の子」「あけぼの膳」「おとぎ菓子」の四篇を収録。季蔵が市井の人々のささやかな幸せを守るため、活躍する大人気シリーズ、待望の第七弾。
⑧へっつい飯 料理人季蔵捕物控
江戸も夏の盛りになり、一膳飯屋・塩梅屋では怪談噺と料理とを組み合わせた納涼会が催されることとなった。季蔵は、元噺手である廻船問屋の主・長崎屋五平に怪談噺を頼む。一方、松次親分は、元岡っ引き仲間・善助の娘の美代に、「父親の仇」を討つために下っ引きに使ってくれ、と言われて困っているという……(「へっつい飯」より)。表題作他「三年桃」「イナお化け」「一眼国豆腐」の全四篇を収録。涼やかでおいしい料理と人情が息づく大人気季蔵捕物控シリーズ、第八弾。
⑨菊花酒 料理人季蔵捕物控
北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ……。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という……。烏谷と季蔵は果たして“悪”を成敗できるのか!? 「下り鰹」「菊花酒」「御松茸」「黄翡翠芋」の全四篇を収録。松茸尽くしなど、秋の美味しい料理と市井の人びとの喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾、ますます絶好調。
⑩思い出鍋 料理人季蔵捕物控
季蔵の弟分である豪助が、雪見膳の準備で忙しい一膳飯屋“塩梅屋”にやってきた。近くの今川稲荷で、手の骨が出たらしい。真相を確かめるため、季蔵に同行して欲しいという。早速現場に向かった二人が地面を掘ると、町人の男らしき人骨と共に、小さな“桜の印”が出てきた。それは十年前に流行した相愛まんじゅうに入っていたものだった……。季蔵は死体を成仏させるため“印”を手がかりに事件を追うが――(「相愛まんじゅう」より)。「相愛まんじゅう」「希望餅」「牛蒡孝行」「思い出鍋」の全四篇を収録。人を想う気持ちを美味しい料理に込めた人気シリーズ、記念すべき第十弾!
⑪ひとり膳 料理人季蔵捕物控
江戸に梅が咲き始めた如月、一膳屋“塩梅屋”では、梅見弁当の準備がはじまった。先代長次郎が生前、書き残していた「能代春慶、三段重提げ弁当、梅見鰤、ひとり膳」という言葉が気になる主の季蔵……。そんなある日、おき玖は父・長次郎を偲ぶ梅見に出かけたが、大雨が降りはじめ、梅の木に雷が落ちたという知らせが塩梅屋に入った。おき玖を案じた季蔵が急いで迎えに行くと、屋敷内で“夜光の珠”が盗まれたと大騒ぎになっていた――。「梅見鰤」「饅頭卵」「吹立菜」「ひとり膳」の全四篇を収録。料理に支えられ生きてきた者たちの、人を想う切なさとあたたかさに溢れた大人気シリーズ第十一弾!
⑫涼み菓子 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」。主の季蔵と先代の娘・おき玖が、美味しい冷茶の試作をしているさ中、季蔵の弟分である豪助がやって来た。「甘酒屋みよし」の父親がこれぞという“涼み菓子”を考えてきた男を、娘おれいの婿にすると約束したという。おれいに思いを寄せる豪助に季蔵が助太刀をすることに……(「涼み菓子」より)。表題作他「婿入り白玉」「夏の海老」「乙女鮨」の全四篇を収録。人びとに美味しい料理と幸せを届けるために、今日も季蔵が大活躍。シリーズ第十二弾!
⑬祝い飯 料理人季蔵捕物控
「茶屋みよし」のおしんさんが、おめでたらしい――日本橋は来原店にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、先代の娘・おき玖にその話を聞き、早速、豪助を訪ねた。当の豪助は、身を固めるつもりらしい。季蔵はふたりのために、心のこもった祝言の折り詰めを作ることに……(「祝い飯」より)。表題作ほか「里芋観音」「伊賀粥」「秋寄せの箱」の全四篇を収録。愛する女性と市井の人びとのため、季蔵は今日も密かに悪を討ち、そして美味しい料理を作り続ける。大人気シリーズ第十三弾。
⑭大江戸料理競べ 料理人季蔵捕物控
「人には、それぞれ心に秘している想いがある」――北町奉行所の烏谷椋十郎が、日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」を訪れたのは、正月明けの四日であった。老中の命を受けて、料理競べをすることになり、季蔵に監視役を頼みたいという。城中への仕出し弁当の権益をめぐってきな臭い動きがあり、それを阻止するためらしい……(「大江戸料理競べ」より)。表題作ほか「新年福茶話」「ごちそう大根」「千両役者菓子」の全四話を収録。大ベストセラーシリーズ、待望の第十四弾!
⑮春恋魚 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」では、主の季蔵とおき玖と三吉の三人が、雛菓子である“花まんじゅう”造りに取り組んでいた。この奥州の綺麗で美味しいまんじゅうは、季蔵が煮豆売りの吉次に教わったものだった。そんな折、弱い者に施すために盗っ人を働く“お助け小僧”によるお宝泥棒が、またもや起きた。季蔵も探索に加わったが……(「煮豆売りの吉次」より)。季蔵が旅に出る、大ベストセラーシリーズ、第十五弾。悪を挫き、市井の人びとのささやかな幸せを守るために――。
⑯夏まぐろ 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店にある塩梅屋の主・季蔵は、梅雨のこの時期、病弱の瑠璃のために辛味蒟蒻に熱中していた。そんなある日、季蔵は常連客の辰吉を通して、戯作者・喜之助の幽霊婚の祝い膳を引き受けた。新婦の亡き妹も花嫁として呼ぶという……(「幽霊御膳」より)。季蔵の美味しい料理と名推理が冴えわたる、舌で味わう江戸ミステリー。大ベストセラーシリーズ、待望の第十六弾。(解説・細谷正充)。
⑰秋はまぐり 料理人季蔵捕物控
萩の花が咲き始めると、江戸はすでに秋。日本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋でも常連が集って、秋の料理を楽しんでいた。そんな折、おはぎ作りの名人のおひさの行方が知れなくなった。その直後、孫娘に妙な文が届いた。「おひさの命が惜しければ、長屋はぎを五百個作って売るように」。岡っ引きの松次は季蔵に、おはぎ作りを依頼するが……。季蔵の料理と推理と刀さばきが冴えわたる大ベストセラーシリーズ。ますます絶好調。待望の第十七弾。
⑱冬うどん 料理人季蔵捕物控
師走、掛取りなどで慌ただしく食事をとる人びとのため、日本橋木原店の一膳飯屋・塩梅屋でも昼餉を出すこととなった。安くて美味しく、力のつくものを、と主の季蔵が考えたのは、鶏団子入りの温かなうどん。一方その頃、妻と共に江戸を訪れていた甲州商人の谷山屋長右衛門が、神隠しにあったとの報せが入る。神隠しの多発する江戸で、この事件に限って北町奉行自ら、同心や岡っ引きを集め、直々に探索を命じたとの話に、季蔵は胸騒ぎを覚えるのだった……。鮮やかに謎解きと美味しい料理の数々は、まさに絶品! 大人気シリーズ、待望の第十八弾!
⑲料理侍 料理人季蔵捕物控
ことさら厳しい寒さが続き、人々が春の摘み菜売りの声を待ち望む如月。日本橋にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、二葉町の太郎兵衛長屋に浪人が住み着き、人々に手料理を振る舞っているとの噂を耳にする。ほどなく浪人は塩梅屋を訪れ、自分を雇い入れて欲しいというのだった。その頃、汐留橋近くに繋がれた小舟で男が殺されているのが見つかった。手掛かりは、小舟に残された一束のセリ――。事件の下手人は? 謎の浪人との関係は? 北町奉行の密命を受けた季蔵は、密かに探索を始めるが……。早春鮨、烏賊三昧……心のこもった料理の数々が春の訪れを告げる、大ベストセラーシリーズ、待望の第十九弾!
⑳おやこ豆 料理人季蔵捕物控
風薫る初夏、日本橋にある一膳飯屋・塩梅屋を、さと香という艶やかな芸妓が訪ねた。気性がまっすぐで誰からも好かれる彼女だが、訳あって父親と絶縁しているという……。その頃、塩梅屋の主・季蔵は、端午の節句に呉服・太物問屋の京極屋で起きた跡継ぎ殺しについて耳にする。塩梅屋を訪れた同心は、京極屋の主の妾・おいとがお縄になったと語るが――。笹の香りがたまらない粽、父の思い出がつまった空豆、新緑の川面に見立てた葛ひき椀……目にも愉しい初夏の口福の数々が登場する、心温まる大ベストセラーシリーズ、待望の第二十弾。
㉑蓮美人 料理人季蔵捕物控
菊見、紅葉狩り・・・・・・と、江戸にも本格的な秋がやってきた。日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、北町奉行・鳥谷椋十郎から南町と北町の新睦会の料理をつくるよう、命を受ける。そんな折、季蔵がいつも鰹節を仕入れていた海産物問屋「土佐屋」に盗人が入り、お肉儀が殺された。季蔵も探索の手伝いをすることに・・・・・・。「蒸し鮨」「蓮料理」「カキ三昧」・・・・・・季蔵は秋の美味に腕をふるいながらも、江戸の悪を斬る! 大ベストセラー書き下ろしシリーズ、円熟の第二十一弾。
㉒ゆず女房 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店の一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、今年の師走昼餉を何にするか思索中のところへ、元噺家で廻船問屋長崎屋の主・五平が立ち寄った。お内儀のおちずが、昼間からこっそり酒を呑んでいるという。心配した季蔵は話を聞くことに――。彼女の隠された秘密とは!? 葱たまどん、河豚尽くし、雪菜のふすべ漬け、鳥鍋、柚の香餅・・・・・・季蔵は絶品の料理で人々に幸せを届ける一方で、江戸の闇の巨悪に立ち向かう!! 大ベストセラー書き下ろしシリーズ二十二弾。
㉓花見弁当 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店の一膳飯屋の主・季蔵は、桜が満開の霊岸島へ弁当と酒を提げて一人花見に出かけた。今は亡き友人・武藤を供養するためだった。だがその翌日、霊岸島で酔っ払いの行き倒れと思われる遺体が発見された。呉服問屋に奉公していた若い手代だとういう―――。花見弁当、若葉膳、春タルタ・・・・・・季蔵の美味しい料理と推理が冴えわたる! 亀吉親分の飼い犬シロも大活躍の、大ベストセラーシリーズ、感動の第二十三弾。
㉔瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も捜索の手伝いをすることに・・・・・・。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との想い出の真桑瓜で作った水菓子・・・・・など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。
㉕かぼちゃ小町 料理人季蔵捕物控
江戸の秋。日本橋は木原店にある塩梅屋では、例年通り熟柿作りを始めていた。熟柿は、菴摩羅果(マンゴー)にも似て、市中の甘党の垂涎の的であった。そんな中、塩梅屋に盗っ人が入り、熟柿が盗まれた。実は主の季蔵は北町奉行・鳥谷に仕える隠れ者なのだ・・・・・・。季蔵を待ち受けている悪党とは! ? 牡蠣と里芋の餡かけ・もみじ大根添え、南瓜の金鍔・・・・・・など、季節の美味しい料理を作りながらも、悪に敢然と立ち向かう季蔵の活躍を描く大ベストセラーシリーズ、切望の第二十五弾。
㉖恋しるこ 料理人季蔵捕物控
日本橋の塩梅屋では師走に限り、財布に優しく身体が温まる昼餉で客をもてなしていた。今年は嘉月屋の主・嘉助が届けてくれた餅米を使った「五目おこわ」にすることに。そんな折、塩梅屋の主・季蔵は嘉助に頼まれ、両替屋千田屋に生鮭料理の試作に赴く。季蔵が燻し鮭を作っている最中、婚礼を控えているお千恵に「珊瑚の丸い簪」が届けられた。彼女は死んだことになているおとっつあんに違いないというが・・・・・・。人間の心淵を描き切る大ベストセラーシリーズ、待望の二十六弾!
㉗あんず花菓子 料理人季蔵捕物控
日本橋にある塩梅屋の主・季蔵は、米問屋の加嶋屋に「食通である俳諧仲間のために、鯛尽くしの料理を拵えてほしい」と頼みこまれた。数日後、季蔵は先代の忘れ形見で看板娘のおき玖を連れて、加嶋屋の寮に赴き、先付けを出した矢先、五人もの浪人に押し入られ人質となった。季蔵は命に代えても、おき玖を守ると誓うが…。
㉘夏おにぎり 料理人季蔵捕物控
「塩梅屋」の看板娘のおき玖が、南町奉行所の同心・伊沢と祝言を挙げ、店には、午後四時頃までという約束で、通うことになった。夏のある日、季蔵たちが賄いを食して、しばらくたった時、店の近くで、すり騒ぎが起きた。そんな最中に、貧しいひとからはお金をとらない、巷では有名は医者・岡野玄良先生が「塩梅屋」に現れて――太刀魚と揚げ蓮根はさみ、滋味そうめん、揚げおにぎり、こんにゃくと枝豆のずんだ、冷やし煎餅…夏の暑さに負けない、美味しくて身体に優しい料理と市井の人々の人情、そして季蔵の推理が、ますます冴えわたる大ベストセラー書き下ろしシリーズ、第二幕、待望の幕上げ。
㉙えんがわ尽くし 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店にある塩梅屋に、百合根商いの清美の亭主・源七がやってきた。これまで何度も亭主から逃げて塩梅屋に駆け込んできた清美の姿は、今度こそ、どこにもなかった。そしてその五日後、定町廻り同心の田端たちが店にやって来て、源七も行方知れずだという―。揚げ百合根、鮪の昆布〆、えんがわ尽くし、鶏料理…など美味しい料理で皆を幸せにする一方、江戸の平和を守るため、人知れず悪と戦う料理人季蔵の活躍を描く書き下ろし大ベストセラーシリーズ、第二幕目も、益々絶好調。
㉚桜おこわ 料理人季蔵捕物控
北町奉行の烏谷椋十郎が、塩梅屋の客たちを招いて花見をしようと言い出した。
主の季蔵の想い人である瑠璃も連れて来るという。木の芽味噌風味の豆腐田楽、焼き筍、
桜おこわ……季蔵は花見弁当の試作に大わらわ。
一方、市中では二件の人殺しが起きていた。季蔵はその骸を調べることに――。
江戸の平和と人々の幸せな生活を守るため、季蔵が活躍する大人気書き下ろしシリーズ、いよいよ第三十弾。
㉛江戸あわび 料理人季蔵捕物控
江戸の秋。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、料理人で店主の季蔵がアワビ料理に余念がない。骨董飯やアワビの刺身……などお客にも大評判だ。そんなある日、岡っ引きの松次と定町廻り同心の田端が店にやって来た。新しく塩梅屋の常連になった小田原町で小さな海産物屋を営む主・富助が行方不明だという……。アワビを使った美味しい料理の数々と、季蔵の名推理が冴えわたる、大ベストセラーシリーズ、第三十一弾。
㉜阿蘭陀おせち 料理人季蔵捕物控
雪が降る師走の午後。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋の主・季蔵は、仕込みを終えた後、市ヶ谷にある慈照寺へと向かった。慈照寺は季蔵の元主家鷲尾家の正室が出家し、瑞千院と名を改め、庵主を務めている。季蔵は道中も客に出す“雪見鴨鍋”の段取りで頭が一杯だったが、瑞千院から、「阿蘭陀正月の料理を拵えて重箱に詰めてほしい」と頼まれる…。元武家の季蔵は、市井の客を幸せにする料理を作る一方、江戸の平安を守るため今日も悪を討つ。大ベストセラー書き下ろしシリーズ、二幕目の第五弾。
㉝うに勝負 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店の一膳飯屋塩梅屋。梅雨時のある日、主の季蔵と三吉が茗荷料理の仕込みをしていたところに、戯作者の華多屋徳次郎と名乗る男がやって来た。「あなたの料理の腕をもってして、生ウニ料理を流行らせてはいただけませんか?」と季蔵に深々と頭を下げた。その数日後、同心の田端と岡っ引きの松次が店にやって来て、大伝馬町の生糸長者・華多屋徳右衛門が大川の上から忽然と消えたという…。季蔵は美味しい料理で市井の人々を喜ばせる一方、町の事件の真相を追う。大ベストセラー書き下ろしシリーズ、二幕目第六弾。
㉞南蛮菓子 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」では、年の瀬に限り昼御飯を供している。今年の師走飯は鰯の照り焼き汁かけ飯に決まった。鰯を届けてくれている船頭の豪助が家を出て、兄貴分の尚吉と暮らしているという。師走飯が好評の、そんなある日、岡っ引きの松次と同心の田端が店にやってきた。綱元孫右衛門の娘・理恵が殺されたという。理恵は尚吉の許嫁だった―。
㉟牡丹ずし 料理人季蔵捕物控
初夏、日本橋は木原店の塩梅屋では、主の季蔵が人気急上昇している「牡丹ずし」の仕込みに余念がない。牡丹とも称される猪の肉を握った酢飯に載せた逸品である。そんなある日、北町奉行の烏谷椋十郎が「牡丹ずし」を食べに店にやってきた。「上方の義賊・疾風小僧翔太」が江戸に現れ、奉行から季蔵にたっての願いがあるという…果たして、庶民の味方の盗賊をお縄にできるのか?!
㊱鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店・塩梅屋の秋。主の季蔵は、
美味しい料理で皆を喜ばせるために日々精進していた。
そんなある日、北町奉行所定町廻り同心の田端と岡っ引きの松次がお店にやって来た。
神隠しに遭っていた室町の小物問屋の娘お絹が骸で発見されたという。
しかも田端の妻のお美代が身重にもかかわらず、
お絹殺しの下手人探しをしたいと言っているらしい──。
戻り鰹の手こね鮨、晩秋納豆汁、鴨のぱりぱり……
など季節の料理と大切なひとへの深い祈りと季蔵の冴えわたる推理。
㊲天狗そば 料理人季蔵捕物控
早春の夕刻、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」には、常連の喜平、辰吉、勝二が揃った。主の季蔵が、大食通極望子の料理山海珍味帖による白梅酒を召し上がりませんか?という文を出していたのだ。季蔵が用意したお酒を堪能しながら、見事な梅園を幾つも持つ両替屋・晴野屋の話などに、花が咲いた三人だった。その数日後、梅干し料理の献立を考えていた季蔵の元に岡っ引きの松次がやってきた。晴野屋に、大山天狗の名で、跡取り息子を拐かす、という文が届いたという―。
㊳珍味脅し 料理人季蔵捕物控
日本橋木原店にある一膳飯屋塩梅屋は、冬の昼賄い、「車海老や魚の団子汁」で大にぎわい。
そんなある日、差出人の名がない文が主の季蔵宛に届けられた。
「いちご鯨汁、冬まつたけなど四品の料理を一日一品、田の神に届けよ。さもなくば、おまえの父の命は無い」
──季蔵は、家族と愛する瑠璃と塩梅屋を守るために、目に見えぬ敵に戦いを挑む! 驚愕のラストが待っています。
二四〇万部突破の大ベストセラーシリーズ三十八巻、新たなるステージへ。
㊴伊勢海老恋し 料理人季蔵捕物控
水無月の頃、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」では主の季蔵が金箔を散らした錦玉羹を作っていた。
その菓子を〝蛍想い〟と名づけ、元許嫁の瑠璃に届けたが、その帰り途、季蔵は何者かに襲われる。
その頃市中では、伊勢のおかげ参りの騙りをする輩が出現していた……。
天下一品の伊勢参り御膳、羽州の旨い料理膳、そして名推理。市井の人々の生活を守るため季蔵は闘い続ける。
㊵天下一の粥 料理人季蔵捕物控
江戸で質の悪い風邪が流行り、市中の食べ物屋も閉めることになった。
日本橋にある一膳飯屋「塩梅屋」の季蔵も、滋養があって美味しい粥を持ち帰り用に売ることに。
一方、奉行の烏谷からは、老中首座に長寿膳も作って欲しいと頼まれる。
そんな折、船頭の豪助が季蔵の手伝いにと紹介した女性が元許嫁の瑠璃にそっくりで……。
腕が立つ料理人&闇の仕事人・季蔵が江戸の悪を討つために、今日も奔る。
㊶焼き天ぷら 料理人季蔵捕物控
日本橋は木原店の塩梅屋。流行風邪も落ち着き、主の季蔵が常連客たちにアコウダイの洗い、
夏大根の菜飯などをふるまった夜遅く、北町奉行の烏谷がやって来た。
烏谷はアコウダイの天ぷら寿司に舌つづみを打った後、季蔵に切り出した。
江戸で屈指の呉服問屋の跡取り息子が、八王子で想い女と暮らしているらしいので、連れ戻して欲しい……。
美味しい料理と季蔵の推理がますます冴えわたる、二五〇万部突破の大人気シリーズ、第四一巻。