「撃てない警官」柴崎令司シリーズ読む順番は?
安東能明さんの小説「撃てない警官」柴崎令司シリーズの読む順番まとめ。
①撃てない警官
②出署せず
③伴連れ
④広域指定
⑤総力捜査
⑥消えた警官
あらすじと共にシリーズを振り返ってみましょう。
①撃てない警官
総監へのレクチャー中、部下の拳銃自殺を知った。柴崎令司は三十代ながら警部であり、警視庁総務部で係長を務めつつ、さらなる出世を望んでいた。だが不祥事の責任を負い、綾瀬署に左遷される。捜査経験のない彼の眼前に現れる様々な事件。泥にまみれながらも柴崎は本庁への復帰を虎視眈々と狙っていた。
②出署せず
柴崎令司警部は、今回も綾瀬署を離れることができなかった。その一方で、同世代のキャリア・坂元真紀が署長に着任。現場経験に乏しいコンビが誕生してしまった。職務にまつわる署内の不祥事、保護司による長男殺しの闇。そして、女性店員失踪事案の再捜査が、幾つもの運命を揺さぶりはじめる――。
③伴連れ
高野が警察手帳を紛失したらしい。柴崎警部は頭を抱えた。彼女はその事実をあっさり認める。だが捜査を続けるうち、不祥事は全く別の貌を見せはじめた。少年犯罪、ストーカー、老夫婦宅への強盗事件。盗犯第二係・高野朋美巡査は柴崎の庇護のもと、坂元真紀署長らとぶつかりながら刑事として覚醒してゆく。
④広域指定
一月十日午後九時、未帰宅者の一報を受け柴崎警部は高野朋美巡査らを急行させた。九歳の女児、笠原未希はどこへ消えたのか? 早期保護を目指し指揮を執る綾瀬署署長、坂元真紀。主導権を奪おうとする警視庁捜査一課。未解決事件の悪夢に悩まされる千葉県警。キャリアまでを巻き込んだ事件の捜査の行方――そしてその真相とは。
⑤総力捜査
捜査二課から異動してきた“刑事の中の刑事”上河内博人警部が相棒に指名したのは、なんと“内勤のプロ”柴崎警務課長代理だった(「秒差の本命」)。坂元真紀署長は、管内に移ってきた武闘派暴力団事務所を排除するため、総力体制を組む。対策を練り、調査を進めるうちに、柴崎たちの想像を遥かに超えた真実が浮上する(表題作)。
⑥消えた警官
小幡弘海巡査部長は、二年前に忽然と姿を消した。生活安全課に異動した矢先のことだ。綾瀬署に所属する、柴崎令司警務課長代理、上河内博人警部、高野朋美巡査の三人は、小幡についての捜査を始める。ひき逃げ。老女の不審死。女子高生絞殺。足と頭脳で難事件を解決しながら、三人は底知れぬ謎へと迫ってゆく。
「撃てない警官」柴崎令司シリーズ最新刊は?
最新刊は「消えた警官」。
2020年1月29日発売されています。
現在6巻まで刊行されています。
「撃てない警官」柴崎令司シリーズとは?
昨秋FMHaro!「伊藤圭介のヘーイ!ウエスタン‼︎」に二度目のゲスト出演をして下さった浜松市在住安東能明さんの最新刊「消えた警官」読了。累計35万部を突破している「撃てない警官」シリーズ第六弾。綾瀬署の柴崎令司警部らの捜査はまさに著者安東能明さん自身の緻密さ。大好きな警察小説です。 pic.twitter.com/DtLmOHfvCC
— いとうけいすけ(フリーアナウンサー) (@ksuke813) February 8, 2020
タイトル通り主人公の柴崎令司は警察官。
警察官といっても柴崎は管理部門の出身。そのため刑事経験がありません。
若くして警部に出世しますが、巡査部長の自殺の責任の濡れ衣を着せられた結果左遷となります。
刑事の経験がない彼に自殺の経緯が分かるはずもなく、気が付けば自分だけが詰め腹を切らされるという理不尽。
彼を貶めた張本人は早い段階で判明します。逆襲のための証拠を集めながら虎視眈々と本庁への復帰を伺う様子が描かれています。
配属先の綾瀬署で事件を解決していく話がメインとなっています。捜査経験のない柴崎が事件を解決していく中での交流。
刑事を見下していた彼が少しずつ変わっていくところも本作の魅力の一つです。
2016年にはドラマ化。田辺誠一さんが柴崎令司役でした。