疫病神シリーズの読む順番は?
黒川博行さんの小説『疫病神』シリーズ読む順番まとめ。
①疫病神
②国境
③暗礁
④螻蛄(けら)
⑤破門
⑥喧嘩(すてごろ)
⑦泥濘(ぬかるみ)
最新刊は『泥濘』。
文庫本が2021年6月発売。
新装版『暗礁』が2024年10月10日発売。
疫病神シリーズのあらすじは?
①疫病神
建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の〈相棒〉は、一筋縄でいく男ではなかった――。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント!
②国境
信者五百万人を擁する伝法宗慧教寺。その宗宝『懐海聖人絵伝』をめぐるスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、相性最悪の二人組、自称建設コンサルタントの二宮とイケイケ経済ヤクザの桑原。巨大宗派の蜜に群がる悪党どもは、腐敗刑事、新宿系極道、怪しい画廊の美人経営者。金満坊主から金を分捕るのは誰か。東京まで出張った最凶コンビの命運は? 人気シリーズ「疫病神」第2弾。
③暗礁
疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。ベストセラー『疫病神』『国境』に続く人気ハードボイルド巨編。
④螻蛄(けら)
信者五百万人を擁する伝法宗慧教寺。その宗宝『懐海聖人絵伝』をめぐるスキャンダルに金の匂いを嗅ぎつけた、相性最悪の二人組、自称建設コンサルタントの二宮とイケイケ経済ヤクザの桑原。巨大宗派の蜜に群がる悪党どもは、腐敗刑事、新宿系極道、怪しい画廊の美人経営者。金満坊主から金を分捕るのは誰か。東京まで出張った最凶コンビの命運は?
⑤破門
「わしのケジメは金や。あの爺には金で始末をつけさせる」
映画製作への出資金を持ち逃げされた、ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は邪魔なゴロツキを病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。禁忌を犯した桑原は、組同士の込みあいとなった修羅場で、生き残りを賭けた大勝負に出るが――。
第151回直木賞受賞作にして、エンターテインメント小説の最高峰「疫病神」シリーズ!
⑥喧嘩(すてごろ)
ヤクザ絡みの依頼を請け負った二宮がやむを得ず頼ったのは、組を破門された桑原だった。議員秘書と極道が貪り食う巨大利権に狙いを定めた桑原は大立ち回りを演じるが、後ろ盾を失った代償は大きく――?
⑦泥濘(ぬかるみ)
「待たんかい。わしが躾をするのは、極道 と半グレと、性根の腐った堅気だけやぞ」
疫病神シリーズの名コンビ、桑原と二宮の 今度の標的は警察官OBが作る自称・親睦団体の「警慈会」。
老人ホームにオレオレ詐欺……。
老人を食い物にする腐り切った警察OBに二人は挑むが、二宮は拉致、桑原は銃撃を受け心肺停止になってしまう。
疫病神シリーズのドラマ・映画
疫病神シリーズのドラマ、映画について。
BSスカパーのオリジナルドラマとして 2015年に『破門』、2016年には『螻蛄』が放映されました。
直木賞を受賞した『破門』は映画で2017年に劇場公開されています。
タイトルは『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。
映画製作出資金を持ち逃げされた桑原と二宮は、失踪した映画プロデューサー・小清水を追って関西、マカオを奔走。何とか居場所を突き止めるも寸前で逃げられてしまう。キレた桑原によるハチャメチャな追走劇はまさかの大トラブルへ発展! 追っている筈が何者かに追われるハメに! 進退窮まった二人は生き残りをかけた大勝負に出るが-。