池井戸潤「半沢直樹」シリーズ文庫本読む順番【アルルカンと道化師】

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半沢直樹シリーズ読む順番は?

池井戸潤さんの小説「半沢直樹」シリーズ読む順番まとめ。

半沢直樹シリーズ読む順番
①半沢直樹 1 オレたちバブル入行組
②半沢直樹 2 オレたち花のバブル組
③半沢直樹 3 ロスジェネの逆襲
④半沢直樹 4 銀翼のイカロス
⑤半沢直樹 アルルカンと道化師

半沢直樹シリーズは刊行順に読むのがお薦めです。

最新刊は「半沢直樹 アルルカンと道化師」。

文庫本は2023年9月15日発売

半沢直樹シリーズあらすじは?

①半沢直樹 1 オレたちバブル入行組

大志を抱いてバンカーとなり、今では大阪西支店融資課長を務める半沢直樹。
ある時支店長命令により五億円もの融資を行った会社があえなく倒産した。
融資ミスの責任をすべて半沢に押し付け、醜い保身に走る浅野支店長。
沸き上がる怒りを抑えながら、半沢は巨額の債権を回収するすべを探る。
やられたら、倍返し――ここから痛快リベンジ劇が始まる!

②半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

栄転した営業本部で、今度は百二十億円もの巨大損失を出した伊勢島ホテルの立て直しを命じられた半沢直樹。金融庁黒崎による粗探しにも似た“検査”に備えつつ、再建計画を急ぐ中、赤字ホテルへ融資を続けた銀行側に疑念を持ち始める。この伏魔殿の奥で糸を引くのは誰か。「やられたら、十倍返し」の半沢、それがまさかの……!?

③半沢直樹 3  ロスジェネの逆襲

主人公・半沢直樹の出向先は銀行の系列子会社東京セントラル証券。業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、親会社のエリートたちへ戦いを挑む。

④半沢直樹 4  銀翼のイカロス

出向先の子会社・東京セントラル証券から東京中央銀行に復帰した半沢直樹。今度は破綻寸前の巨大航空会社帝国航空を担当することに。頭取から立て直しを命じられた半沢だが、500 億円もの債権放棄を要求してきた政府の再生タスクフォースと激突する。
政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い
――銀行内部の大きな闇に直面した半沢の運命やいかに?

⑤半沢直樹 アルルカンと道化師

東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは――。

半沢直樹シリーズのドラマ版

半沢直樹のタイトルで2度ドラマ化されています。

1回目は2013年7月から9月まで放送。

「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」が原作に当たります。

新シリーズは2020年7月から9月まで放送。

「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」が原作に当たります。

主演は堺雅人さんでTBSにて放送されました。

半沢直樹シリーズ読書感想

②半沢直樹 2 オレたち花のバブル組

金融庁検査から大和田常務取締役との直接対決とクライマックスシーンが続きます。

黒崎検査官のオネエ言葉は物語から完全に浮いていて一周回って面白いですね。

半沢の機転が今回も見どころ。

そして、もう一人の主人公ともいえるのが近藤。

精神のコールタールな部分を見てうつ向いていた彼が、開き直って完全に正直になることで事態は思わぬ方向に向かう。

そういった予想のつかない部分というのもこの作品の一つの魅力でした。

だけど、本当に欲しいチャンスは掴めよ

半沢が言うように、プライドや矜持そして友情よりも優先されるものが時にはあるというところは考えさせられるものがありました。

作者はオネエ言葉の検査官を出したりして、読者があまり真に受けないように配慮していますが、それでもなおリアリティを感じてしまうところが面白いですね。