葉室麟「いのちなりけり」雨宮蔵人シリーズ読む順番【影ぞ恋しき】

スポンサーリンク

雨宮蔵人シリーズ読む順番は?

葉室麟さんの小説「いのちなりけり」雨宮蔵人シリーズ読む順番まとめ。

雨宮蔵人シリーズ読む順番
①いのちなりけり
②花や散るらん
③影ぞ恋しき

雨宮蔵人シリーズは3巻で完結。

「影ぞ恋しき」の文庫本は2021年4月発売。

雨宮蔵人シリーズあらすじは?

①いのちなりけり

あのとき桜の下で出会った少年は一体誰だったのか──家同士の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。“天地に仕える”と次期藩主に衒(てら)いもなく言う好漢・蔵人と“水戸に名花あり”と謳(うた)われた咲弥。二人は夫婦となりながら結ばれぬまま、たった一首の和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが──。水戸光圀公と将軍綱吉の関係が緊張してゆく時代、思いがけず政争の具となりながら、懸命にそして清々しく生きる武士の姿を描いた力作長篇。

②花や散るらん

京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして2人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。2人の運命は如何に……。『いのちなりけり』で歴史小説界に新たな地平を切り開いた作者が、名コンビを再び登場させた! 葉室麟の野心作。

③影ぞ恋しき

吉良上野介の孫娘・香也を養女に した雨宮蔵人と咲弥夫婦のもとに信州諏訪から密使の冬木清四郎が。
かの地に配流された上野介の息子・ 義周が香也に一目会いたいというのだ。
諏訪に出向いた一家は、死期迫る義周に清四郎と香也の婚儀を迫られ、承諾してしまう。
時は綱吉治世の末期。一家は再び天下の政争に巻き込まれることに。

香也の婚約者となった清四郎は、吉良の仇を討つべく江戸に向かうが、
将軍綱吉・柳沢吉保と次期将軍家宣との権力闘争に巻き込まれてしまう。
清四郎の危機を救うため、蔵人も江戸に向かう。
夫婦、親子、友との清冽な絆を描いた葉室麟最後の長編小説にして、
蔵人と咲弥夫婦の三部作が十年の歳月をかけ遂に完結。

解説・島内景二