琴子は着物の夢を見るシリーズ読む順番は?
ほしおさなえさんの小説『琴子は着物の夢を見る』シリーズ読む順番まとめ。
①琴子は着物の夢を見る
②梅、香る 琴子は着物の夢を見る
③星降る海 琴子は着物の夢を見る
最新刊は『星降る海 琴子は着物の夢を見る 』。
2025年8月7日発売。
琴子は着物の夢を見るシリーズあらすじは?
①琴子は着物の夢を見る
東京・八王子にある大正十年創業の「本庄呉服店」。
その二代目店主の養女・琴子と三代目店主の次男・柿彦は姉弟のように育ち、現在はリユース着物の「本庄の蔵」でともに働いている。
柿彦は店長、琴子は古着の査定役だ。
幼少時から着物に宿る記憶が視える彼女は、いわくのある着物を見抜くことにも一役買っていた。
ある日、ふたりは出張買取に行った先で、戦前のものと思われる椿の柄の銘仙と出会う。
気になって仕方がない琴子は……。
織物の町で繰り広げられる、優しい記憶の物語。
②梅、香る 琴子は着物の夢を見る
八王子のリユース着物店「本庄の蔵」で着物査定を担当する本庄琴子は、出張買取のため店主・柿彦の運転する車で、横浜に住む日向菊子の家に向かった。
「本庄の蔵では着物についた念を祓ってくれる」という噂が流れており、菊子はそれを聞いて依頼してきたらしい。
着物の記憶が見えることを、柿彦以外には誰にも話したことのない琴子だったが、菊子の家で触れた振袖の強い「意志」に、つい……。
繊細な手仕事で作られた総絞りの振袖が記憶していた恋の物語。
シリーズ第二巻!
③星降る海 琴子は着物の夢を見る
ある日琴子に、リュース着物店「本庄の蔵」の店長で、年は一歳違いだが戸籍上の甥にあたる柿彦から電話があった。琴子も昔住んでいた本庄の家の物置部屋から、誰も見覚えのない手描き友禅が出てきたという。柿彦の母・慶子によれば、まぼろしの作家といわれた杉木聡子の作品らしい。その後、柿彦が持ってきた着物を見て、琴子の体は震えた。その水浅葱色の友禅は、記憶のなかにある風景とそっくりだったのだ。養父母の愛情、友禅の謎……。織物の町・八王子が舞台、切なくも優しい記憶の物語。シリーズ第三巻!