吉田修一「太陽は動かない」鷹野一彦シリーズ読む順番【2021年映画化】

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鷹野一彦シリーズ読む順番は?

吉田修一さんの小説「太陽は動かない」鷹野一彦シリーズ読む順番まとめ。

映画は2021年3月5日公開。

鷹野一彦シリーズ読む順番(時系列順)
①森は知っている
②太陽は動かない
③ウォーターゲーム

刊行順に読む場合、太陽は動かない、森は知っている、ウォーターゲームとなります。

現在3巻まで刊行されています。

最新刊は、「ウォーターゲーム」。

鷹野一彦シリーズあらすじは?

①森は知っている

南の島で知子こばあさんと暮らす十七歳の鷹野一彦。体育祭に興じ、初恋に胸を高鳴らせるような普通の高校生活だが、その裏では某諜報機関の過酷な訓練を受けている。ある日、同じ境遇の親友・柳が一通の手紙を残して姿を消した。逃亡、裏切り、それとも――!?その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとなる初ミッションに挑むが……。

②太陽は動かない

新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。産業スパイ組織AN通信の鷹野一彦(たかのかずひこ)は、部下の田岡と共にその背後関係を探っていた。目的は、機密情報をいち早く入手し、高値で売り飛ばすこと。商売敵のデイビッドと謎の美女AYAKOが暗躍し、ウイグル過激派による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された。謀略、疑念、野心、裏切り、そして迫るタイムリミット……。それぞれの思惑が水面下で絡み合う、息詰まる情報戦の末に、巨万の富を得るのは誰か?

③ウォーターゲーム

突如ダムが決壊し、濁流が町を呑み込んだ。水道民営化の利権に群がる政治家や企業による爆破テロ!? 秘密組織エージェントの鷹野一彦と田岡亮一は次の爆破計画を阻止するために奔走するが、事件の真相に迫るスクープ記事が政財界を揺るがす大スキャンダルを巻き起こす。テロの首謀者は、そしてこの情報戦を制する者は誰か。シリーズ三部作完結!

鷹野一彦シリーズ映画化

鷹野一彦シリーズは「太陽は動かない」が映画化されています。

2021年3月5日に公開。

主演は藤原竜也さん。

鷹野一彦シリーズ読書感想

①森は知っている

17歳の鷹野一彦を描いた作品。

同じ境遇にある柳勇次と友情を深め、恋愛もする普通の高校生としての生活。

一方で産業スパイとしての未来は決まっています。

産業スパイ組織AN通信を抜けられない閉塞感。

加えて、母親からの虐待と弟を失った過去のトラウマ。

いくら訓練を受けたとはいえ、十七歳の未成年に降りかかるには余りに荷が重い内容。

鷹野がスパイ同士の騙し合いに巻き込まれ翻弄される終盤は息をつかせぬ展開でした。

②太陽は動かない

拉致された後輩の田岡の救出劇や太陽光エネルギー開発の権利を巡る駆け引きはドラマチックでスケールの大きな物語でした。

後半は謎の美女AYAKOに振り回される展開。

主人公鷹野はどこか達観したものを感じさせます。

「森は知っている」で見せたような青年らしい不安定さはなく、終始クールな振る舞いに徹しています。

素直に鷹野・田岡のコンビを楽しみに読むことができました。

あと、青木優もいいキャラクターですね。

キャストを見る限り、映画版には青木は登場しないようですね。

全裸描写が映画では危ないからかな・・・と邪推してしまいます。

両親のしがらみから解放されて憑き物が落ちたような最後の描写とか結構好きでした。

③ウォーターゲーム

AYAKOがカタカナ表記になってしまったのが地味に残念。読みにくいけどあれはあれで面白かったのになと思ったりもしました。

太陽は動かないに引き続きスケールの大きな話です。

ただ、最後にアヤコが裏切るパターンが透けて見えるので、いまいち爽快感みたいなものはありませんでした。

とはいえ、鷹野が元気に生きているならそれで良いと思えたので総じて楽しいシリーズではないかと思います。