川瀬七緒「147ヘルツの警鐘」法医昆虫学捜査官シリーズ読む順番

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法医昆虫学捜査官シリーズ読む順番は?

川瀬七緒さんの法医昆虫学捜査官シリーズ読む順番まとめ。

法医昆虫学捜査官シリーズ読む順番
①法医昆虫学捜査官
②シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官
③水底の棘 法医昆虫学捜査官
④メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官
⑤潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官
⑥紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官
⑦スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

「147ヘルツの警鐘」というタイトルで刊行されていましたが、法医昆虫学捜査官に改めて文庫本シリーズが出版されています。

現在7巻まで刊行されています。

最新刊は、「スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官」。

法医昆虫学捜査官シリーズあらすじは?

①法医昆虫学捜査官

炭化した焼死体の腹部から、異様な「虫の塊」が見つかった。難事件に際し警視庁は、法医昆虫学者・赤堀の起用に踏み切る。死体の周りの虫から犯行を分析するという、日本初の捜査方法とは。

②シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

東京・葛西のトランクルームから、女性の全裸腐乱死体が発見された。現場に蠅とウジが蝟集していたことから、捜査本部は法医昆虫学者・赤堀涼子の起用を決定する。「虫の知らせ」を頼りに調査を進める彼女は、珍しい植物の種が現場で発見されたことに着目する。赤堀涼子がたどり着いた驚愕の真相とは!?

③水底の棘 法医昆虫学捜査官

水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!

④メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官

東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員・牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!

⑤潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

伊豆諸島の「神の出島」でミイラ化した女性の遺体が発見され、警視庁から岩楯警部補が派遣された。首吊りの痕跡から、解剖医は自殺と断定。死亡推定月日は3ヵ月以上前とされた。第一発見者によれば、島のハスキー犬がミイラを引きずってきたらしい。遅れて島に入った法医昆虫学者・赤堀涼子が、事前に解析した微物と、現場周辺を調べて出した結論は……。

⑥紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。住人の遠山という高齢夫婦とその客人のものと思われたが、発見から1ヵ月経っても死体は見つかっていない。いっこうに捜査が進展しない中で岩楯警部補は、相棒の鰐川と事件現場を訪れ近所の訊き込みを始める。他方、法医昆虫学者の赤堀は科捜研を再編成した「捜査分析支援センター」に配属されていた。法医昆虫学と犯罪心理学、技術開発部の三つが統合された新組織だ。赤堀は所属のせいで事件現場には立ち入れなくなったが、今回の被害者の死亡推定月日を、解剖医の出した5月20日前後という推定から大きく外し、虫の分析によって6月1日午後3時から4時の間と言い切る。さらに、同僚となったプロファイラーから、重大な分析がもたらされるが……!

⑦スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官

東京・杉並区で男性の腐乱死体が見つかり、法医昆虫学者の赤堀と岩楯刑事が司法解剖に立ち会うことになった。岩楯の相棒となる深水巡査部長、高井戸署署長、鑑識課長らも同席するなかで、大柄で肥満した遺体にメスが入れられていった。と、そのとき、立会人たちが発疹や出血、痒みに襲われ、感染症の疑いでパニックが起きる。岩楯らは隔離されるが、赤堀には心当たりがあった。赤堀は騒ぎの原因を解説し、殺人と推定された被害者の死亡推定月日に迫ろうとする!

法医昆虫学捜査官シリーズの読書感想

①法医昆虫学捜査官

昆虫の話について行けるか心配でしたが面白くて一気に読んでしまいました。

いくつか想像するのもキツイ描写があったものの主人公である法医昆虫学者の赤堀涼子の変人っぷりが楽しいおかげで許せてしまうところが上手いなと思いました。

警察サイドの岩楯警部補と鰐川のコンビは掛け合いが子気味良く、そこに赤堀が加わわると更に面白くなるので目が離せません。

二人が法医昆虫学の有効性を徐々に認めていく過程もユーモアとシリアスのバランスの塩梅が良く効いています。

大掛かりなトリックが用意されているわけではありませんでしたが、事件の真相自体はなるほどと思わせるもので感心しました。

警察小説として読み応えがあって読後の満足度はかなり高かったです。

②シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

相変わらず変人っぷりを発揮する赤堀に何故か安心感を覚えます。

岩楯警部補の相棒として選ばれた月縞巡査の成長物語という側面もあって面白かったです

臓器移植の闇を描いた作品は多くあるので目新しさはありませんでした。

ただ、犯人が怒り狂うのも納得できるだけの動機があり、終盤の展開は引き込まれるものがありました。