道警シリーズ読む順番は?
佐々木譲さんの小説「笑う警官」道警シリーズの読む順番まとめ。
①笑う警官
②警察庁から来た男
③警官の紋章
④巡査の休日
⑤密売人
⑥人質
⑦憂いなき街
⑧真夏の雷管
⑨雪に撃つ
⑩樹林の罠
⑪警官の酒場
単行本最新刊は『警官の酒場』。
2024年2月1日発売。
道警シリーズあらすじは?
①笑う警官
札幌市内のアパートで発見された女性の変死体。遺体は北海道警察本部生活安全部の水村朝美巡査と判明した。容疑者は、同じ本部に所属する交際相手の津久井巡査部長。津久井には射殺命令がでてしまう。捜査から外されてしまった所轄署の佐伯警部補。以前組んだことのある津久井の潔白を証明するため、有志たちと極秘裡に捜査を始める。
②警察庁から来た男
北海道警察本部に警察庁から特別監察が入る。監察官は警察庁のキャリアの藤川警視正。藤川は道警の裏金問題の為に百条委員会で証言した津久井刑事に協力を要請した。一方、佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親。大通署に再捜査を依頼する為、ホテルに泊まっていたのだという。佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かう。
③警官の紋章
北海道警察は洞爺湖サミットの特別警備結団式を一週間後に控えていた。そんな中、勤務中の警官が拳銃を所持したまま失踪。津久井は追跡を命じられた。一方、過去の覚醒剤密輸入おとり捜査に疑惑を抱き、捜査を続ける佐伯。そして、結団式に出席する大臣の担当SPの小島百合。全員がお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが。
④巡査の休日
神奈川で現金輸送車の強盗事件が発生。犯人として鎌田光也の名が挙がった。鎌田はストーカー行為をしていた村瀬香里のアパートに不法侵入して小島百合巡査に現行犯逮捕された。だが、入院中に脱走。指名手配されたまま一年が経過していた。よさこいソーラン祭りで賑わう札幌で、鎌田からと思われる一通の脅迫メールが村瀬に届く。
⑤密売人
十月下旬の北海道で、三つの死体が発見された。それぞれ事件性があると判断され、津久井は事件を追う。一方、小島は札幌で女子児童が何者かに車で連れ去られたと通報を受ける。同時期に起こった三つの不審死と誘拐。次は自分の協力者がターゲットになると直感した佐伯宏一は、一人裏捜査をはじめる。
⑥人質
五月下旬の札幌。生活安全課の小島は、以前ストーカー犯罪から守った村瀬と共にピアノのミニ・コンサートに行くことに。ひと足先に会場についた小島は、人質立てこもり事件に遭遇。犯人は、強姦殺人の冤罪で服役していた中島喜美夫。コンサートの主役は、中島が逮捕された当時の富山県警本部長の娘だった。これは単なる謝罪要求なのか。
⑦憂いなき街
サッポロ・シティ・ジャズで賑わう初夏の札幌。市内で起きた宝石商の強盗事件を追っていた機動捜査隊の津久井は、夜に立ち寄ったバーでピアニストの安西奈津美と出会う。彼女は、人気サックス・プレーヤーから声がかかり、シティ・ジャズへの出演を控えていた。ジャズの話で深まる津久井と奈津美の仲。しかし、中島公園近くの池で女性死体が発見される。そして、奈津美に容疑がかかってしまう。
⑧真夏の雷管
夏休み。“スーパーおおぞら”に憧れる僕は、ある日出会った男性に小樽の鉄道博物館へ連れて行ってもらえることになった。生活安全課の小島は、老舗店で万引きした男子小学生を補導するが少年に逃げられてしまう。一方、刑事課の佐伯は園芸店窃盗犯を追っていた。盗難被害に遭ったのは爆薬の材料にもなる化学肥料の袋。この二つの事件が交錯して・・・。
⑨雪に撃つ
さっぽろ雪まつり開幕前日に起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌でひとつに収束していく。虐待、不正、外国人労働者――刑事たちの執念は届くか?圧巻のタイムリミット・サスペンス
⑩樹林の罠
轢き逃げの通報を受け、臨場した北海道警察本部大通署機動捜査隊の津久井卓は、事故ではなく事件の可能性があることを現場で知る。それは被害者が拉致・暴行された後に撥ねられた可能性が高いからだった。その頃、生活安全課少年係の小島百合は、駅前交番で保護された、九歳の女の子を引き取りに向かう。その子は、旭川の先の町から札幌駅まで父親に会いたいと出てきたようだった。一方、脳梗塞で倒れた父を引き取るために百合と別れた佐伯宏一は、仕事と介護の両立に戸惑っていた。そんな佐伯に弁護士事務所荒らしの事案が舞い込む……。それぞれの事件がひとつに収束していく時、隠されてきた闇が暴かれていく――。コロナ禍に見舞われながらも懸命に生きる人々を鮮やかに描く、心に残る傑作警察小説!大ベストセラー道警シリーズ、最新作
⑪警官の酒場
大ベストセラー道警シリーズ、第1シーズン完!
それぞれの季節、それぞれの決断――。
警官射殺命令を阻止する24時間を描いた『笑う警官』から、《己の信念と矜持》を描き続ける警察小説の金字塔、待望の最新刊&最高傑作。捜査の第一線から外され続けた佐伯宏一。だが能力の高さは重大事案の検挙実績では道警一だった。
その佐伯は、度重なる警部昇進試験受験の説得に心が揺れていた。
その頃、競走馬の育成牧場に強盗に入った四人は計画とは異なり、家人を撲殺してしまう。
強盗殺人犯となった男たちは札幌方面に逃走を図る……。
それぞれの願いや思惑がひとつに収束し、警官の酒場にある想いが満ちていく――。