大山淳子「猫弁」シリーズ読む順番【星の王子】

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「猫弁」シリーズ読む順番は?

大山淳子さんの小説「猫弁」シリーズ読む順番まとめ。

「猫弁」シリーズ読む順番
①猫弁〜天才百瀬とやっかいな依頼人たち〜
②猫弁と透明人間
③猫弁と指輪物語
④猫弁と少女探偵
⑤猫弁と魔女裁判
⑥猫弁と星の王子

「猫弁」シリーズは6巻まで刊行されています。

最新刊は猫弁と星の王子。

2020年9月に刊行されています。

「猫弁」シリーズあらすじは?

①猫弁〜天才百瀬とやっかいな依頼人たち〜

お見合い30連敗。冴えない容貌。でも天才。婚活中の弁護士・百瀬太郎は猫いっぱいの事務所で人と猫の幸せを考えている。そこに舞い込むさらなる難題。「霊柩車が盗まれたので取り戻してほしい」。笑いあり涙ありのハートフル・ミステリー、堂々誕生! 満場一致で第一位、TBS・講談社ドラマ原作大賞受賞作。

②猫弁と透明人間

お人好しの天才弁護士・百瀬太郎の事務所は、ペット訴訟で放り出された猫でいっぱい。ある日“透明人間”から「ぼくはタイハクオウムが心配で、昼も眠れません」というメールが届く。婚約者と猫たち、依頼人たちの笑顔を守るため百瀬は今日も走る。

③猫弁と指輪物語

完全室内飼育のセレブ猫が妊娠した!? 天才弁護士・百瀬太郎のもとに大女優から奇妙な依頼が持ち込まれた。一体いつのまに? お相手は誰? そして婚約者との旅行当日にかかってきた、盟友を訴えたいとの電話。一生懸命に生きる人たちが抱えた悩みと迷い。誰もが幸せになれる「癒されるミステリー」第3弾開幕!

④猫弁と少女探偵

ひとりぼっちの少女とコンビを組み、失踪した三毛猫を探すことになった天才弁護士・百瀬太郎。忙しさのあまり婚約者の誕生日に気づかず、彼女はイケメン幼なじみと急接近! さらに次郎と名乗る弟までが現れて……。やっかいでかけがえのない人たちのために悩み、奔走する百瀬。絶好調、癒されるミステリ!

⑤猫弁と魔女裁判

事務所に来ない。最愛の婚約者との挙式の相談もすっぽかした。天才弁護士・百瀬は、青い瞳をした女性国際スパイの強制起訴裁判にかかりきりになっていたのだ。それはまさか、幼い百瀬を置き去りにしたあの人? 百瀬によって幸せをつかんだ皆が、一心不乱に仕事をする彼の力になろうと立ち上がる。

⑥猫弁と星の王子

あの「猫弁」が、帰ってきた――!

百瀬太郎は亜子と結婚の約束を交わしたものの、個人的な事情でまだ結婚には至っていない。二人が喫茶店でご飯を食べていると、「ちょっと見ていてください」と百瀬の腕に……渡されたのは、赤ちゃんだった! 一方、地方から上京してきた正水直は入学金詐欺に遭い、途方にくれていた。行くところがない直も、百瀬の事務所にたどり着き……。さらに、「死なない猫」の相談まで舞い込んでーー。事務所は大賑やか、百瀬は大忙し。亜子との関係は、いったいどうなる!?

「猫弁」シリーズの読書感想

①猫弁〜天才百瀬とやっかいな依頼人たち〜

雑然としたそれぞれの物語が最後は綺麗にまとまるところに感心しました。

主人公の百瀬は最初は冴えない弁護士という印象しかありませんでしたが、後半になるにつれて彼の魅力も理解できるようになり気が付いたら応援していました。

掴みどころがないけれど芯がある百瀬。

そんな彼の良さをちゃんと理解してくれる人たちが周りにいることに安心感を覚える。

心が温まる良い作品でした。

②猫弁と透明人間

今回のメインとなる医療訴訟の話も良かったです。また、世田谷猫屋敷事件の話が所々に挟まれているので読み応えがありました。

猫屋敷の主のその後が描かれていて、これで良かったのかと揺らぐ百瀬の心理に共感しました。

透明人間こと沢村の描写は罪悪感と苦悩を感じさせるもので、引き込まれます。

医療訴訟の原告である田部井一家との触れ合い、そして猫弁との出会い。

沢村が最後に大笑いして、吹っ切れた描写には爽快感と少しばかりの勇気を貰えた気がしました。

④猫弁と少女探偵

百瀬先生が十歳の滝之上京子を探偵に据えて事件を失踪した猫を探すお話し。

推理というよりは、猫弁の観察眼が見どころでした。

他人のことはよく見ているのに、自分のことになるとてんでダメになってしまう百瀬。亜子との結婚がどんどん遠ざかっていくように感じますが、最後に少し希望が見えます。

謎の百瀬弟の登場は続編との繋がりを考えると面白いですね。

⑤猫弁と魔女裁判

透明人間との「君はお母さんを留置場に入れる人なのか」という命題向き合う猫弁。

だた、言葉通りの意味合いにはならず、お母さんを留置場に入れることがお母さんを救うことになるという設定になっているところが上手いなと感じました。

最後の「よくできました」は百瀬の心にどう響いたのか?

この言葉は猫弁のこれまでを肯定し、これからを祝福する、とても前向きな言葉だと私は感じました。

⑥猫弁と星の王子

大学受験合格詐欺という何とも酷い事件に巻き込まれた正水直。

百瀬と周りのサポートで少しずつ元気になっていくところ描写にほっとします。

「星の王子」さまをどこか彷彿とさせる碧人。

彼の生い立ちには少し同情してしまうところもありました。

家族、孤独、愛、老い、色々な要素が絡み合って一筋縄ではいかない人間関係を嫌味なところをあまり出さないで描いているところがこの作品の魅力だと思います。

いずれの事件も百瀬先生の人の良さと弁護士としての手腕で前向きな形に収まってしまうのだから不思議です。

特に正水直の件での手回しの良さには脱帽でした。

「猫弁と星の王子」のラストは百瀬が亜子と一緒に金沢に行く約束をするところで綺麗に終わります。

猫弁ならきっと大丈夫と思うのですが、お母さんと会ってどうなるのか先が気になるところです。